料理教室の和食コースの受講生を対象とした調査で、洋食コース受講者が36%、中華コース受講者が18%、洋食と中華の両方を受講した人が13%であった。このとき、3つのコースのうち和食コース以外を受講したことがない人(つまり洋食と中華を受講していない人)の割合を求める。

確率論・統計学確率集合包含と排除の原理
2025/6/1

1. 問題の内容

料理教室の和食コースの受講生を対象とした調査で、洋食コース受講者が36%、中華コース受講者が18%、洋食と中華の両方を受講した人が13%であった。このとき、3つのコースのうち和食コース以外を受講したことがない人(つまり洋食と中華を受講していない人)の割合を求める。

2. 解き方の手順

洋食コースを受講した人をA、中華コースを受講した人をBとすると、問題文から以下の情報が得られる。
* Aを受講した割合: P(A)=36%P(A) = 36\%
* Bを受講した割合: P(B)=18%P(B) = 18\%
* AとBの両方を受講した割合: P(AB)=13%P(A \cap B) = 13\%
AまたはBを受講した人の割合 P(AB)P(A \cup B) は、包含と排除の原理により、
P(AB)=P(A)+P(B)P(AB)P(A \cup B) = P(A) + P(B) - P(A \cap B)
で計算できる。
この式に値を代入すると、
P(AB)=36%+18%13%=41%P(A \cup B) = 36\% + 18\% - 13\% = 41\%
したがって、和食コース以外を受講したことがない人の割合は、100%からAまたはBを受講した人の割合を引けば求められる。
求める割合 = 100%P(AB)=100%41%=59%100\% - P(A \cup B) = 100\% - 41\% = 59\%

3. 最終的な答え

59%

「確率論・統計学」の関連問題

スーパーの買い物でマイバッグを使用している人の割合を調べる。母比率を $p$、標本比率を $\hat{p}$ とする。$\hat{p}$ と $p$ の差(許容誤差)が 0.01 以下になる確率を 0...

標本調査中心極限定理母比率標本比率許容誤差統計的推測
2025/6/2

A県とB県の勤労者世帯の平均年収に差があると言えるかどうかを、有意水準0.05で検定する問題です。A県とB県の標本平均、標本不偏分散、標本の大きさが与えられており、検定統計量 $Z$ が $Z = (...

統計的仮説検定母平均の差の検定有意水準標準正規分布両側検定
2025/6/2

鉄板100kgを生産する機械が正常に動作しているか調査するため、16枚の鉄板の重さを測定したところ、標本平均が108kg、標本不偏分散が400であった。鉄板の重さが正規分布に従うとき、母平均が100k...

仮説検定t検定母平均有意水準
2025/6/2

サイコロを繰り返し投げ、ルールBに従って得点を定める。6回目の試行で得点が7点となる確率と、6回目の試行での得点の期待値を求める。 ルールB: (i) k回目に2度目の1の目が出たとき、得点は7点とす...

確率期待値サイコロ二項分布
2025/6/2

一つのサイコロを繰り返し投げ、各回の出た目に応じて得点を定める。ルールAに従って得点を計算し、確率や期待値を求める問題。 ルールA: (i) k回目に初めて1の目が出たとき、得点は7点とする。 (ii...

確率期待値条件付き確率サイコロ
2025/6/2

与えられたヒストグラムは、2022年における47都道府県別のホテルと旅館の合計数のデータを示しています。このヒストグラムのデータを最も適切に表している箱ひげ図を、選択肢(0, 1, 2, 3)の中から...

箱ひげ図ヒストグラムデータの分析
2025/6/2

表2に示されたグループA(6府県の道の駅の数)のデータの標準偏差に最も近い値を求め、グループAとグループBの標準偏差を比較して、データの散らばり具合について考察する。なお、グループBのデータの標準偏差...

標準偏差データの散らばり分散統計
2025/6/2

表1は2022年7月時点における47都道府県別の道の駅の数を、値が大きい順に並べたものである。この表において、データの範囲と最頻値を求める。

データの分析範囲最頻値統計
2025/6/2

スーパーの買い物でマイバッグを使用している人の割合を調べたい。母比率を $p$、標本比率を $\hat{p}$、標本の大きさを $n$ で表す。$\hat{p}$ と $p$ の差(許容誤差)が0.0...

標本サイズ中心極限定理母比率統計的推測許容誤差
2025/6/2

10人の選手の中から、リレーの第1走者から第4走者までの4人を選ぶとき、その選び方は何通りあるか。

順列組み合わせ場合の数
2025/6/2