有理数 $a, b, c, d$ と無理数 $\sqrt{3}$ に対して、$a + b\sqrt{3} = c + d\sqrt{3}$ ならば $a=c$ かつ $b=d$ であることを背理法で証明する問題です。

代数学無理数有理数背理法代数
2025/6/1

1. 問題の内容

有理数 a,b,c,da, b, c, d と無理数 3\sqrt{3} に対して、a+b3=c+d3a + b\sqrt{3} = c + d\sqrt{3} ならば a=ca=c かつ b=db=d であることを背理法で証明する問題です。

2. 解き方の手順

背理法を用いるので、a=ca=c かつ b=db=d でない、つまり、aca \ne c または bdb \ne d であると仮定します。(ア)
(bd)3=ca(b-d)\sqrt{3} = c-a より、3\sqrt{3} について解くと、
3=cabd \sqrt{3} = \frac{c-a}{b-d}
となります。(イ)
a,b,c,da, b, c, d が有理数であるとき、cabd\frac{c-a}{b-d} は有理数になります。
しかし、3\sqrt{3} は無理数であるため、矛盾が生じます。
したがって、a=ca=c かつ b=db=d であることが示されます。(ウ)

3. 最終的な答え

ア:aca \ne c または bdb \ne d
イ:cabd\frac{c-a}{b-d}
ウ:a=ca=c かつ b=db=d

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