平行四辺形ABCDにおいて、$AB = \sqrt{3}$, $AD = 5$, $\angle{BAD} = 30^\circ$のとき、対角線ACの長さを求めよ。

幾何学平行四辺形余弦定理角度対角線
2025/6/1

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、AB=3AB = \sqrt{3}, AD=5AD = 5, BAD=30\angle{BAD} = 30^\circのとき、対角線ACの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

余弦定理を用いてACの長さを計算します。三角形ABDにおいて、
AC2=AB2+BC22ABBCcosABCAC^2 = AB^2 + BC^2 - 2 \cdot AB \cdot BC \cdot \cos{\angle ABC}
ここで、AB=3AB = \sqrt{3}, AD=BC=5AD = BC = 5, BAD=30\angle BAD = 30^\circです。
平行四辺形の隣り合う角の和は180度なので、ABC=18030=150\angle ABC = 180^\circ - 30^\circ = 150^\circです。
したがって、
AC2=(3)2+52235cos150AC^2 = (\sqrt{3})^2 + 5^2 - 2 \cdot \sqrt{3} \cdot 5 \cdot \cos{150^\circ}
AC2=3+25103(32)AC^2 = 3 + 25 - 10\sqrt{3} \cdot (-\frac{\sqrt{3}}{2})
AC2=28+10332AC^2 = 28 + 10\sqrt{3} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}
AC2=28+1032AC^2 = 28 + 10 \cdot \frac{3}{2}
AC2=28+15AC^2 = 28 + 15
AC2=43AC^2 = 43
AC=43AC = \sqrt{43}

3. 最終的な答え

43\sqrt{43}

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