連立方程式 $\begin{cases} 3x-y=1 \\ ax+by=19 \end{cases}$ の解が $x=2, y=5$ であるとき、 $a, b$ が1桁の自然数であるような $a, b$ の組を全て求める。

代数学連立方程式代入方程式の解自然数
2025/6/1

1. 問題の内容

連立方程式
$\begin{cases}
3x-y=1 \\
ax+by=19
\end{cases}$
の解が x=2,y=5x=2, y=5 であるとき、 a,ba, b が1桁の自然数であるような a,ba, b の組を全て求める。

2. 解き方の手順

まず、連立方程式の一つの式である 3xy=13x-y=1x=2,y=5x=2, y=5 を代入すると、
325=65=13 \cdot 2 - 5 = 6-5 = 1 となり、与えられた解が正しいことが確認できます。
次に、もう一つの式である ax+by=19ax+by=19x=2,y=5x=2, y=5 を代入すると、
2a+5b=192a + 5b = 19
となります。
a,ba, b は1桁の自然数なので、a,ba, b1,2,3,4,5,6,7,8,91, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9 のいずれかの値をとります。
2a=195b2a = 19 - 5b より、2a2a は偶数なので、195b19 - 5b も偶数でなければなりません。
1919 は奇数なので、5b5b が奇数になる必要があります。
5b5b が奇数になるのは、bb が奇数の場合です。したがって、bb1,3,5,7,91, 3, 5, 7, 9 のいずれかの値をとります。
* b=1b=1 のとき、2a+5(1)=192a + 5(1) = 19 より 2a=142a = 14 なので a=7a=7
* b=3b=3 のとき、2a+5(3)=192a + 5(3) = 19 より 2a=42a = 4 なので a=2a=2
* b=5b=5 のとき、2a+5(5)=192a + 5(5) = 19 より 2a=62a = -6 なので a=3a=-3。これは自然数ではないので不適。
* b=7b=7 のとき、2a+5(7)=192a + 5(7) = 19 より 2a=162a = -16 なので a=8a=-8。これは自然数ではないので不適。
* b=9b=9 のとき、2a+5(9)=192a + 5(9) = 19 より 2a=262a = -26 なので a=13a=-13。これは自然数ではないので不適。
したがって、aabb が共に1桁の自然数となるのは (a,b)=(7,1),(2,3)(a, b) = (7, 1), (2, 3) のときです。

3. 最終的な答え

(a,b)=(7,1),(2,3)(a, b) = (7, 1), (2, 3)

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