1から100までの整数の中で、以下の条件を満たす整数の個数をそれぞれ求める。 (1) 6で割り切れる数 (2) 4と6の少なくとも一方で割り切れる数 (3) 4でも6でも割り切れない数 (4) 4, 5, 6の少なくとも1つで割り切れる数

算数約数倍数整数の性質包除原理
2025/6/2

1. 問題の内容

1から100までの整数の中で、以下の条件を満たす整数の個数をそれぞれ求める。
(1) 6で割り切れる数
(2) 4と6の少なくとも一方で割り切れる数
(3) 4でも6でも割り切れない数
(4) 4, 5, 6の少なくとも1つで割り切れる数

2. 解き方の手順

(1) 6で割り切れる数
100を6で割った商を求める。
100÷6=164100 \div 6 = 16 \cdots 4
よって、6で割り切れる数は16個。
(2) 4と6の少なくとも一方で割り切れる数
4で割り切れる数の個数をAA、6で割り切れる数の個数をBBとする。4と6の最小公倍数は12なので、12で割り切れる数の個数をCCとする。求める個数は、A+BCA + B - Cで計算できる。
A=1004=25A = \lfloor \frac{100}{4} \rfloor = 25
B=1006=16B = \lfloor \frac{100}{6} \rfloor = 16
C=10012=8C = \lfloor \frac{100}{12} \rfloor = 8
A+BC=25+168=33A + B - C = 25 + 16 - 8 = 33
よって、4と6の少なくとも一方で割り切れる数は33個。
(3) 4でも6でも割り切れない数
全体の数から、4または6で割り切れる数を引く。
全体の数は100個。4と6の少なくとも一方で割り切れる数は(2)より33個。
10033=67100 - 33 = 67
よって、4でも6でも割り切れない数は67個。
(4) 4, 5, 6の少なくとも1つで割り切れる数
4で割り切れる数の個数をAA、5で割り切れる数の個数をBB、6で割り切れる数の個数をCCとする。4と5の最小公倍数は20、4と6の最小公倍数は12、5と6の最小公倍数は30、4と5と6の最小公倍数は60である。
求める個数は、A+B+C(AB)(AC)(BC)+(ABC)A + B + C - (A \cap B) - (A \cap C) - (B \cap C) + (A \cap B \cap C)で計算できる。
A=1004=25A = \lfloor \frac{100}{4} \rfloor = 25
B=1005=20B = \lfloor \frac{100}{5} \rfloor = 20
C=1006=16C = \lfloor \frac{100}{6} \rfloor = 16
AB=10020=5A \cap B = \lfloor \frac{100}{20} \rfloor = 5
AC=10012=8A \cap C = \lfloor \frac{100}{12} \rfloor = 8
BC=10030=3B \cap C = \lfloor \frac{100}{30} \rfloor = 3
ABC=10060=1A \cap B \cap C = \lfloor \frac{100}{60} \rfloor = 1
25+20+16583+1=4625 + 20 + 16 - 5 - 8 - 3 + 1 = 46
よって、4, 5, 6の少なくとも1つで割り切れる数は46個。

3. 最終的な答え

(1) 16個
(2) 33個
(3) 67個
(4) 46個

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