男子5人(A, B, C, D, E)と女子3人(F, G, H)の計8人が円形のテーブルに着席する。このとき、以下の条件を満たす座り方の数を求める。 (1) 女子の両隣には必ず男子が座る。 (2) FとGの間に男子1人が座る。

確率論・統計学順列円順列場合の数組み合わせ
2025/6/2

1. 問題の内容

男子5人(A, B, C, D, E)と女子3人(F, G, H)の計8人が円形のテーブルに着席する。このとき、以下の条件を満たす座り方の数を求める。
(1) 女子の両隣には必ず男子が座る。
(2) FとGの間に男子1人が座る。

2. 解き方の手順

(1) 女子の両隣には必ず男子が座る場合
まず、男子5人を円形に並べる。円順列なので、並べ方は (51)!=4!=24(5-1)! = 4! = 24 通り。
次に、男子の間に女子を座らせる。男子の間の5つの席から3つを選んで女子を座らせる。席の選び方は 5P3=5×4×3=60_5P_3 = 5 \times 4 \times 3 = 60 通り。
最後に、選んだ席に女子を並べる。並べ方は 3!=63! = 6 通り。
したがって、座り方の総数は 24×60×6=864024 \times 60 \times 6 = 8640 通り。
(2) FとGの間に男子1人が座る場合
まず、FとGを固定して考えます。FとGの間に座る男子1人を選びます。これは5通りです。F, 男子, Gをひとまとめにして考えます。このまとまりと残りの男子4人、女子Hの計6人を円形に並べるので、(61)!=5!=120(6-1)!=5!=120通り。さらに、FとGの並び順を考慮すると、2!=22!=2通り。したがって、この場合の座り方は 5×120×2=12005 \times 120 \times 2 = 1200通り。

3. 最終的な答え

(1) 8640通り
(2) 1200通り

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