右の図は、同じショッピングセンターに入っているA店、B店、C店、D店の30日間にわたる1日の来客数を箱ひげ図で表したものである。この箱ひげ図から読み取れることとして適切なものを、次の1〜4からすべて選ぶ。 1. 範囲が最も小さいのは、D店である。

確率論・統計学箱ひげ図データの分析四分位範囲範囲中央値
2025/6/3

1. 問題の内容

右の図は、同じショッピングセンターに入っているA店、B店、C店、D店の30日間にわたる1日の来客数を箱ひげ図で表したものである。この箱ひげ図から読み取れることとして適切なものを、次の1〜4からすべて選ぶ。

1. 範囲が最も小さいのは、D店である。

2. 四分位範囲が最も大きいのは、B店である。

3. 来客数が140人を超えた日が15日以上あったのは、A店とD店のみである。

4. 来客数が120人以下の日が4日以上あったのは、B店のみである。

2. 解き方の手順

箱ひげ図から各店のデータの範囲、四分位範囲、中央値などを読み取り、各選択肢が正しいかどうかを判断します。

1. 範囲(最大値 - 最小値)を確認します。

- A店の範囲:約 177117=60177 - 117 = 60
- B店の範囲:約 17998=81179 - 98 = 81
- C店の範囲:約 152121=31152 - 121 = 31
- D店の範囲:約 170132=38170 - 132 = 38
よって、範囲が最も小さいのはC店であり、選択肢1は誤りです。

2. 四分位範囲(第3四分位数 - 第1四分位数)を確認します。

- A店の四分位範囲:約 172145=27172 - 145 = 27
- B店の四分位範囲:約 150105=45150 - 105 = 45
- C店の四分位範囲:約 146123=23146 - 123 = 23
- D店の四分位範囲:約 162147=15162 - 147 = 15
よって、四分位範囲が最も大きいのはB店であり、選択肢2は正しいです。

3. 来客数が140人を超えた日が15日以上あったかどうかを確認します。

箱ひげ図の中央値が140人を超えている場合、データの半分以上が140人を超えています。
A店の中央値は160160を超えており、D店の中央値は155155付近であるため、A店とD店は140人を超えた日が15日以上あると推測できます。
選択肢3は正しいです。

4. 来客数が120人以下の日が4日以上あったかどうかを確認します。

箱ひげ図の第1四分位数が120人以下である場合、データの25%以上が120人以下です。
30日の25%は7.5日なので、7日以上120人以下の日があると判断できます。
B店の第1四分位数は105105付近であり、120人以下の日が4日以上あると判断できます。C店の最小値は120120に近い値なので、選択肢4は誤りです。

3. 最終的な答え

2, 3

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