4枚の10円硬貨を同時に投げるとき、以下の確率を求めます。 (1) 全て表になる確率 (2) 2枚が表になる確率

確率論・統計学確率組み合わせ硬貨
2025/6/2

1. 問題の内容

4枚の10円硬貨を同時に投げるとき、以下の確率を求めます。
(1) 全て表になる確率
(2) 2枚が表になる確率

2. 解き方の手順

(1) 全て表になる確率
4枚の硬貨を投げたとき、それぞれの硬貨が表になる確率は 12\frac{1}{2} です。4枚とも表になる確率は、それぞれの確率を掛け合わせることで求められます。
(12)4=116 (\frac{1}{2})^4 = \frac{1}{16}
(2) 2枚が表になる確率
4枚の硬貨のうち2枚が表になる組み合わせの数を考えます。これは組み合わせの公式 nCr=n!r!(nr)!_nC_r = \frac{n!}{r!(n-r)!} を用いて計算できます。
この場合、n=4n = 4 (硬貨の枚数)、r=2r = 2 (表になる枚数) です。
4C2=4!2!(42)!=4!2!2!=4×3×2×1(2×1)(2×1)=244=6 _4C_2 = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3 \times 2 \times 1}{(2 \times 1)(2 \times 1)} = \frac{24}{4} = 6
2枚が表になる組み合わせは6通りあります。
それぞれの組み合わせにおいて、2枚が表、2枚が裏になる確率は (12)2(12)2=(12)4=116 (\frac{1}{2})^2 (\frac{1}{2})^2 = (\frac{1}{2})^4 = \frac{1}{16} です。
したがって、2枚が表になる確率は、組み合わせの数とそれぞれの確率を掛け合わせたものになります。
6×116=616=38 6 \times \frac{1}{16} = \frac{6}{16} = \frac{3}{8}

3. 最終的な答え

(1) 全て表になる確率: 116\frac{1}{16}
(2) 2枚が表になる確率: 38\frac{3}{8}

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