電気量が不明な電荷と $1.0 \times 10^{-5} \ C$ の電荷が $0.30 \ m$ 離れており、$2.0 \times 10^{-3} \ N$ の引力を及ぼしあっている。不明な電荷の電気量を求めよ。クーロンの法則の比例定数は $9.0 \times 10^{9} \ N \cdot m^2 / C^2$ とする。

応用数学クーロンの法則電磁気学物理
2025/3/26

1. 問題の内容

電気量が不明な電荷と 1.0×105 C1.0 \times 10^{-5} \ C の電荷が 0.30 m0.30 \ m 離れており、2.0×103 N2.0 \times 10^{-3} \ N の引力を及ぼしあっている。不明な電荷の電気量を求めよ。クーロンの法則の比例定数は 9.0×109 Nm2/C29.0 \times 10^{9} \ N \cdot m^2 / C^2 とする。

2. 解き方の手順

クーロンの法則より、電荷間に働く力 FF は、F=kq1q2r2F = k \frac{|q_1 q_2|}{r^2} で表される。ここで、kk はクーロン定数、q1q_1q2q_2 は電荷の大きさ、rr は電荷間の距離である。
問題文より、F=2.0×103 NF = 2.0 \times 10^{-3} \ N, q1=1.0×105 Cq_1 = 1.0 \times 10^{-5} \ C, r=0.30 mr = 0.30 \ m, k=9.0×109 Nm2/C2k = 9.0 \times 10^{9} \ N \cdot m^2 / C^2 である。不明な電荷の大きさを q2q_2 とすると、
2.0×103=9.0×109×1.0×105×q2(0.30)22.0 \times 10^{-3} = 9.0 \times 10^{9} \times \frac{|1.0 \times 10^{-5} \times q_2|}{(0.30)^2}
これを q2q_2 について解くと、
q2=2.0×103×(0.30)29.0×109×1.0×105=2.0×103×0.099.0×104=0.18×1039.0×104=0.02×107=2.0×109 C|q_2| = \frac{2.0 \times 10^{-3} \times (0.30)^2}{9.0 \times 10^{9} \times 1.0 \times 10^{-5}} = \frac{2.0 \times 10^{-3} \times 0.09}{9.0 \times 10^{4}} = \frac{0.18 \times 10^{-3}}{9.0 \times 10^{4}} = 0.02 \times 10^{-7} = 2.0 \times 10^{-9} \ C
引力が働いていることから、不明な電荷の符号は負である。よって、q2=2.0×109 Cq_2 = -2.0 \times 10^{-9} \ Cとなる。

3. 最終的な答え

(a) -
(1) 2.0
(b) -9
(2) 9

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