(a) 関数 $f(x) = (1+x)^{\frac{2}{3}}$ を $x$ について3次までマクローリン展開する。 (b) $a = (1.1)^{\frac{2}{3}} = 1.065602236...$ とし、$ (1+x)^{\frac{2}{3}} $のマクローリン展開に基づく0,1,2,3次の近似多項式を利用して得た$ (1.1)^{\frac{2}{3}} $の近似値を$ a_0, a_1, a_2, a_3 $とする。近似値と厳密な値との相対誤差 $ \sigma_i = \left|\frac{a_i - a}{a}\right| $ ($i = 0, 1, 2, 3$) を有効数字2桁で求める。
2025/6/2
1. 問題の内容
(a) 関数 を について3次までマクローリン展開する。
(b) とし、のマクローリン展開に基づく0,1,2,3次の近似多項式を利用して得たの近似値をとする。近似値と厳密な値との相対誤差 () を有効数字2桁で求める。
2. 解き方の手順
(a) マクローリン展開は、関数 の 周りのテイラー展開であり、以下の式で表される。
まず、 の導関数を求める。
次に、 でのこれらの導関数の値を計算する。
したがって、3次までのマクローリン展開は次のようになる。
(b) を代入して、 を計算する。
を計算する。
有効数字2桁で表すと:
3. 最終的な答え
(a)
(b)
, , ,