与えられた関数 $f(x) = \log|\log|x||$ の定義域を求めます。ここで、対数は底が10の常用対数とします。

解析学関数の定義域対数関数絶対値
2025/6/4

1. 問題の内容

与えられた関数 f(x)=loglogxf(x) = \log|\log|x|| の定義域を求めます。ここで、対数は底が10の常用対数とします。

2. 解き方の手順

まず、log\log 関数が定義されるためには、その引数が正でなければなりません。したがって、まずlogx>0|\log|x|| > 0 でなければなりません。絶対値は常に非負なので、logx=0|\log|x|| = 0 でない限り、これは満たされます。logx=0|\log|x|| = 0 のとき、logx=0\log|x| = 0 となり、x=100=1|x| = 10^0 = 1 より、x=±1x = \pm 1 となります。したがって、x±1x \neq \pm 1 が必要です。
次に、x|x| が定義されるためには、xx が実数でなければなりません。したがって、特に制約はありません。
さらに、logx\log|x| が定義されるためには、x>0|x| > 0 でなければなりません。これは、x0x \neq 0 を意味します。
最後に、loglogx\log|\log|x|| が定義されるためには、logx>0|\log|x|| > 0 でなければなりません。これは logx0\log|x| \neq 0 を意味し、x100=1|x| \neq 10^0 = 1 より、x±1x \neq \pm 1 を意味します。
したがって、定義域は x0x \neq 0 かつ x±1x \neq \pm 1 となります。

3. 最終的な答え

定義域は、x(,1)(1,0)(0,1)(1,)x \in (-\infty, -1) \cup (-1, 0) \cup (0, 1) \cup (1, \infty) です。

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