与えられた不等式 $2x^2 + 3y^2 \geq 4xy$ が常に成り立つことを証明する問題です。

代数学不等式証明平方完成
2025/6/2

1. 問題の内容

与えられた不等式 2x2+3y24xy2x^2 + 3y^2 \geq 4xy が常に成り立つことを証明する問題です。

2. 解き方の手順

この不等式が常に成り立つことを示すために、平方完成を利用します。まず、不等式の右辺を左辺に移項します。
2x24xy+3y202x^2 - 4xy + 3y^2 \geq 0
次に、xx について平方完成を行います。
2(x22xy)+3y202(x^2 - 2xy) + 3y^2 \geq 0
2(x22xy+y2y2)+3y202(x^2 - 2xy + y^2 - y^2) + 3y^2 \geq 0
2(xy)22y2+3y202(x - y)^2 - 2y^2 + 3y^2 \geq 0
2(xy)2+y202(x - y)^2 + y^2 \geq 0
ここで、2(xy)22(x - y)^2 は実数の二乗の定数倍なので、常に0以上です。また、y2y^2 も実数の二乗なので、常に0以上です。したがって、これらの和は常に0以上となります。

3. 最終的な答え

2(xy)2+y202(x - y)^2 + y^2 \geq 0 が常に成り立つので、2x2+3y24xy2x^2 + 3y^2 \geq 4xy は常に成り立ちます。

「代数学」の関連問題

次の3つの問題を解きます。 (1) $m+n = 7$、 $m-n = -4$ のとき、$m^2 - n^2$ の値を求めます。 (2) $a+b = 4$、$ab = 2$ のとき、$a^2 + b...

因数分解式の展開式の計算
2025/6/6

行列 $\begin{pmatrix} 4 & -3 \\ -2 & 2 \end{pmatrix}$ による変換で直線 $L$ が直線 $x+2y-6=0$ に移されたとき、変換前の直線 $L$ の...

線形代数行列逆行列線形変換
2025/6/6

全体集合$U = \{1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12\}$、集合$A = \{2,3,8,10,12\}$、集合$B = \{3,4,7,11\}$ が与えられたとき、$\ove...

集合集合演算補集合共通部分和集合
2025/6/6

(1) 正則な正方行列 $A, B$ について、$C = (AB)^{-1}$ とする。このとき、$A^{-1}$ と $B^{-1}$ を $A, B$ および $C$ を用いて表せ。 (2) 正方...

行列逆行列転置行列正則行列行列の計算
2025/6/6

$\log_3 27 + \log_3 9$ を計算する問題です。

対数指数
2025/6/6

対数の値を求める問題です。具体的には、$log_2 0.25$ の値を計算します。

対数指数計算
2025/6/6

$\log_3 \sqrt{27}$ の値を求める問題です。

対数指数累乗根
2025/6/6

対数の値を求める問題です。具体的には、$\log_{3} \sqrt{3}$ の値を計算します。

対数指数対数の性質
2025/6/6

対数の値を求める問題です。具体的には、$\log_3 \sqrt[5]{9}$ の値を計算します。

対数指数累乗根対数の性質
2025/6/6

与えられた式 $\log_3{\sqrt[3]{81}} - \log_2{\sqrt[4]{\frac{1}{32}}}$ を計算する。

対数指数計算
2025/6/6