この問題は、力学に関する複数の小問から構成されています。 (1) 等加速度運動の加速度を求める問題。 (2) 鉛直投げ上げ運動で最高点に達するまでの時間を求める問題。 (3) 物体の質量から重さを求める問題。 (4) ばねの伸びと重さからばね定数を求める問題。 (5) 等速直線運動をする物体にはたらく力の合力を答える問題。 (6) 動摩擦係数と質量から動摩擦力の大きさを求める問題。

応用数学力学運動加速度重力ばね摩擦
2025/6/3

1. 問題の内容

この問題は、力学に関する複数の小問から構成されています。
(1) 等加速度運動の加速度を求める問題。
(2) 鉛直投げ上げ運動で最高点に達するまでの時間を求める問題。
(3) 物体の質量から重さを求める問題。
(4) ばねの伸びと重さからばね定数を求める問題。
(5) 等速直線運動をする物体にはたらく力の合力を答える問題。
(6) 動摩擦係数と質量から動摩擦力の大きさを求める問題。

2. 解き方の手順

(1) 等加速度運動の加速度を求める。
初速度 v0=10 m/sv_0 = 10 \text{ m/s}、最終速度 v=20 m/sv = -20 \text{ m/s}、時間 t=5.0 st = 5.0 \text{ s} を用いて、等加速度運動の公式 v=v0+atv = v_0 + at から加速度 aa を求める。
a=vv0ta = \frac{v - v_0}{t}
(2) 鉛直投げ上げ運動で最高点に達するまでの時間を求める。
初速度 v0=9.8 m/sv_0 = 9.8 \text{ m/s}、重力加速度 g=9.8 m/s2g = 9.8 \text{ m/s}^2 を用いて、最高点では速度が0になることを利用し、v=v0gtv = v_0 - gt から時間 tt を求める。
t=v0gt = \frac{v_0}{g}
(3) 物体の質量から重さを求める。
質量 m=5.0 kgm = 5.0 \text{ kg}、重力加速度 g=9.8 m/s2g = 9.8 \text{ m/s}^2 を用いて、重力 WWW=mgW = mg で求める。
(4) ばねの伸びと重さからばね定数を求める。
ばねの伸び x=0.10 mx = 0.10 \text{ m}、重さ(力)F=10 NF = 10 \text{ N} を用いて、フックの法則 F=kxF = kx からばね定数 kk を求める。
k=Fxk = \frac{F}{x}
(5) 等速直線運動をする物体にはたらく力の合力を答える。
等速直線運動では、物体にはたらく力の合力は0である。
(6) 動摩擦係数と質量から動摩擦力の大きさを求める。
質量 m=5.0 kgm = 5.0 \text{ kg}、動摩擦係数 μ=0.40\mu = 0.40、重力加速度 g=9.8 m/s2g = 9.8 \text{ m/s}^2を用いて、垂直抗力 N=mgN = mg と動摩擦力 f=μNf = \mu N から動摩擦力 ff を求める。

3. 最終的な答え

(1) 加速度:
a=20105.0=305.0=6.0 m/s2a = \frac{-20 - 10}{5.0} = \frac{-30}{5.0} = -6.0 \text{ m/s}^2
(左向きに 6.0 m/s26.0 \text{ m/s}^2
(2) 最高点に達するまでの時間:
t=9.89.8=1.0 st = \frac{9.8}{9.8} = 1.0 \text{ s}
(3) 重さ:
W=5.0×9.8=49 NW = 5.0 \times 9.8 = 49 \text{ N}
(4) ばね定数:
k=100.10=100 N/mk = \frac{10}{0.10} = 100 \text{ N/m}
(5) 力の合力:
② 0
(6) 動摩擦力:
N=5.0×9.8=49 NN = 5.0 \times 9.8 = 49 \text{ N}
f=0.40×49=19.6 Nf = 0.40 \times 49 = 19.6 \text{ N}

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