図1のように斜面上向きにx軸を設定し、x軸上を小球が等加速度運動している。時刻$t=0$に初速度$v=8.0$ m/sで原点Oからx軸の正の向きに小球を放った。そのv-tグラフが図2に示されている。 (1) 小球の加速度を求める。 (2) 小球がx軸の正の向きで原点から最も離れる時間と、その距離を求める。 (3) 6.0秒後に小球が原点からどれだけ離れているかを求める。

応用数学物理運動等加速度運動v-tグラフ加速度距離時間
2025/6/3

1. 問題の内容

図1のように斜面上向きにx軸を設定し、x軸上を小球が等加速度運動している。時刻t=0t=0に初速度v=8.0v=8.0 m/sで原点Oからx軸の正の向きに小球を放った。そのv-tグラフが図2に示されている。
(1) 小球の加速度を求める。
(2) 小球がx軸の正の向きで原点から最も離れる時間と、その距離を求める。
(3) 6.0秒後に小球が原点からどれだけ離れているかを求める。

2. 解き方の手順

(1) 加速度はv-tグラフの傾きで求められる。
a=ΔvΔt=08.04.00=2.0a = \frac{\Delta v}{\Delta t} = \frac{0 - 8.0}{4.0 - 0} = -2.0 m/s2^2
(2) 小球が原点から最も離れるのは、速度が0になる時である。これはv-tグラフからt=4.0t=4.0 sとわかる。
このときの距離は、x=v0t+12at2x = v_0t + \frac{1}{2}at^2で求められる。
x=8.0×4.0+12×(2.0)×(4.0)2x = 8.0 \times 4.0 + \frac{1}{2} \times (-2.0) \times (4.0)^2
x=32.016.0=16.0x = 32.0 - 16.0 = 16.0 m
(3) 6.0秒後の原点からの距離は、x=v0t+12at2x = v_0t + \frac{1}{2}at^2で求められる。
x=8.0×6.0+12×(2.0)×(6.0)2x = 8.0 \times 6.0 + \frac{1}{2} \times (-2.0) \times (6.0)^2
x=48.036.0=12.0x = 48.0 - 36.0 = 12.0 m

3. 最終的な答え

ア: -2.0 m/s2^2 (選択肢③)
イ: 4.0 秒 (選択肢③)
ウ: 16.0 m (選択肢④)
エ: 12.0 m (選択肢②)

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