点A(4, 2), 点B(-2, 4)と、円 $x^2 + y^2 = 4$ 上を動く点Cを頂点とする△ABCの重心の軌跡を求める。

幾何学軌跡重心座標平面
2025/6/3

1. 問題の内容

点A(4, 2), 点B(-2, 4)と、円 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 上を動く点Cを頂点とする△ABCの重心の軌跡を求める。

2. 解き方の手順

まず、点Cの座標を(s,t)(s, t)とする。点Cは円 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 上の点なので、
s2+t2=4s^2 + t^2 = 4
が成り立つ。
次に、△ABCの重心の座標を(X,Y)(X, Y)とする。重心の座標は各頂点の座標の平均なので、
X=4+(2)+s3=2+s3X = \frac{4 + (-2) + s}{3} = \frac{2 + s}{3}
Y=2+4+t3=6+t3Y = \frac{2 + 4 + t}{3} = \frac{6 + t}{3}
となる。
上記の式を変形して、sとtをXとYで表すと、
s=3X2s = 3X - 2
t=3Y6t = 3Y - 6
となる。
s2+t2=4s^2 + t^2 = 4に代入すると、
(3X2)2+(3Y6)2=4(3X - 2)^2 + (3Y - 6)^2 = 4
9X212X+4+9Y236Y+36=49X^2 - 12X + 4 + 9Y^2 - 36Y + 36 = 4
9X212X+9Y236Y+36=09X^2 - 12X + 9Y^2 - 36Y + 36 = 0
X243X+Y24Y+4=0X^2 - \frac{4}{3}X + Y^2 - 4Y + 4 = 0
(X23)249+(Y2)24+4=0(X - \frac{2}{3})^2 - \frac{4}{9} + (Y - 2)^2 - 4 + 4 = 0
(X23)2+(Y2)2=49(X - \frac{2}{3})^2 + (Y - 2)^2 = \frac{4}{9}
となる。

3. 最終的な答え

したがって、重心の軌跡は、中心(23,2)(\frac{2}{3}, 2)、半径23\frac{2}{3}の円である。
(x23)2+(y2)2=49(x - \frac{2}{3})^2 + (y - 2)^2 = \frac{4}{9}

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