三角形ABCにおいて、$AB=3$, $BC=7$, $\angle BAC=120^\circ$である。 (1) 辺ACの長さを求め、さらに三角形ABCの外接円の半径Rを求める。 (2) 三角形ABCの面積Sを求め、内接円の半径rを求める。さらに、内接円と辺ABの接点をPとするとき、$AP$と$CP$の長さを求める。

幾何学三角形余弦定理正弦定理外接円内接円面積接線
2025/6/3

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=3AB=3, BC=7BC=7, BAC=120\angle BAC=120^\circである。
(1) 辺ACの長さを求め、さらに三角形ABCの外接円の半径Rを求める。
(2) 三角形ABCの面積Sを求め、内接円の半径rを求める。さらに、内接円と辺ABの接点をPとするとき、APAPCPCPの長さを求める。

2. 解き方の手順

(1) まず、余弦定理を用いて辺ACの長さを求める。AC=xAC=xとすると、
BC2=AB2+AC22ABACcosBACBC^2 = AB^2 + AC^2 - 2 \cdot AB \cdot AC \cdot \cos \angle BAC
72=32+x223xcos1207^2 = 3^2 + x^2 - 2 \cdot 3 \cdot x \cdot \cos 120^\circ
49=9+x26x(12)49 = 9 + x^2 - 6x \cdot (-\frac{1}{2})
40=x2+3x40 = x^2 + 3x
x2+3x40=0x^2 + 3x - 40 = 0
(x+8)(x5)=0(x+8)(x-5) = 0
x>0x>0より、x=5x=5。したがって、AC=5AC=5
次に、正弦定理を用いて外接円の半径Rを求める。
BCsinBAC=2R\frac{BC}{\sin \angle BAC} = 2R
7sin120=2R\frac{7}{\sin 120^\circ} = 2R
732=2R\frac{7}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = 2R
143=2R\frac{14}{\sqrt{3}} = 2R
R=73=733R = \frac{7}{\sqrt{3}} = \frac{7\sqrt{3}}{3}
(2) 三角形ABCの面積Sを求める。
S=12ABACsinBACS = \frac{1}{2} \cdot AB \cdot AC \cdot \sin \angle BAC
S=1235sin120S = \frac{1}{2} \cdot 3 \cdot 5 \cdot \sin 120^\circ
S=121532S = \frac{1}{2} \cdot 15 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}
S=1534S = \frac{15\sqrt{3}}{4}
次に、内接円の半径rを求める。
S=12r(AB+BC+AC)S = \frac{1}{2}r(AB+BC+AC)
1534=12r(3+7+5)\frac{15\sqrt{3}}{4} = \frac{1}{2}r(3+7+5)
1534=12r(15)\frac{15\sqrt{3}}{4} = \frac{1}{2}r(15)
1534=15r2\frac{15\sqrt{3}}{4} = \frac{15r}{2}
r=2151534=32r = \frac{2}{15} \cdot \frac{15\sqrt{3}}{4} = \frac{\sqrt{3}}{2}
内接円と辺ABの接点をPとすると、AP=xAP=xとおくと、BP=3xBP=3-x
AP=xAP=x, AR=xAR=x, BP=3xBP=3-x, BQ=3xBQ=3-x, CR=5xCR=5-x, CQ=7(3x)=4+xCQ=7-(3-x)=4+x.
5x+4+x=7    9=75-x + 4+x = 7 \implies 9=7これは矛盾。
AP=x,BP=3xAP = x,BP = 3-x
AC=5=AR+RC=x+RCAC = 5 = AR+RC = x + RC, so RC=5xRC = 5-x.
BC=7=BQ+QC=3x+QCBC = 7 = BQ + QC = 3-x + QC, so QC=4+xQC = 4+x.
However, QC=RCQC=RC, so 5x=4+x    1=2x    x=1/25-x = 4+x \implies 1=2x \implies x=1/2.
RC=51/2=9/2RC = 5-1/2 = 9/2, QC=4+1/2=9/2QC = 4+1/2 = 9/2, consistent.
AP=x=1AP=x=1, ABC\triangle ABC: sides a=7,b=5,c=3a=7,b=5,c=3 and A=120\angle A = 120^\circ.
AP=saAP=s-a, s=a+b+c2=152s = \frac{a+b+c}{2} = \frac{15}{2}.
AP=15/27=1/2AP=15/2-7=1/2.
AP=12AP = \frac{1}{2}
次に、CPの長さを求める。
CP2=AC2+AP22ACAPcos(120)CP^2 = AC^2 + AP^2 - 2 \cdot AC \cdot AP \cos(120)
CR=QC=5APCR=QC=5-AP
RC=512=92RC = 5-\frac{1}{2} = \frac{9}{2}
CP2=(92)2+(92)2=8142CP^2 = (\frac{9}{2})^2 + (\frac{9}{2})^2 = \frac{81}{4}*2
CP=922CP = \frac{9\sqrt{2}}{2}

3. 最終的な答え

AC = 5
R = 733\frac{7\sqrt{3}}{3}
S = 1534\frac{15\sqrt{3}}{4}
r = 32\frac{\sqrt{3}}{2}
AP = 12\frac{1}{2}
CP = 922\frac{9\sqrt{2}}{2}

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