需要曲線 $x = 180 - p$、供給曲線 $y = 2p$ の市場において、消費者に1単位あたり30の従量税が課された場合の生産者余剰を求める問題です。
2025/6/4
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7. 消費税による生産者余剰の変化
1. 問題の内容
需要曲線 、供給曲線 の市場において、消費者に1単位あたり30の従量税が課された場合の生産者余剰を求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、税金が課される前の均衡価格と取引量を求めます。
次に、税金が課された後の供給曲線を求め、新しい均衡価格と取引量を求めます。
最後に、税金が課される前と後の生産者余剰を計算し、その差を求めます。
* 税金課税前の均衡点
需要曲線と供給曲線を連立して解きます。
より、
均衡価格は60、均衡取引量は120です。
* 税金課税後の均衡点
消費者に30の税金が課されるので、需要曲線は となります。
新しい均衡点は、
税金課税後の生産者価格は50、取引量は100となります。
* 生産者余剰の計算
生産者余剰は、供給曲線と価格によって囲まれた領域の面積です。
税金課税前の生産者余剰は、
税金課税後の生産者余剰は、
* 生産者余剰の変化
3. 最終的な答え
2500
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8. 価格の下限による死荷重
1. 問題の内容
需要曲線 、供給曲線 の市場において、価格の下限が80に設定された場合の死荷重を求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、価格の下限がない場合の均衡価格と取引量を求めます。
次に、価格の下限が設定された場合の需要量と供給量を求めます。
最後に、死荷重の大きさを計算します。
* 価格の下限がない場合の均衡点
需要曲線と供給曲線を連立して解きます。
より、
均衡価格は60、均衡取引量は120です。
* 価格の下限がある場合
価格の下限が80なので、 のときの需要量と供給量を求めます。
需要量
供給量
取引量は需要量の100となります。
* 死荷重の計算
死荷重は、価格の下限によって失われた消費者余剰と生産者余剰の合計です。
死荷重は、供給曲線、需要曲線、および取引量100に対応する点によって囲まれた三角形の領域の面積で表されます。
需要曲線上の数量100に対応する価格は、
供給曲線上の数量100に対応する価格は、
死荷重は、以下の三角形の面積で計算できます。
底辺の長さ =
高さ =
死荷重 =
3. 最終的な答え
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