4つの確率の問題があります。 (1) 大小2つのサイコロを投げたとき、目の和が8になる確率。 (2) 52枚のトランプから1枚ずつ2回引くとき、少なくとも1回はハートを引く確率(ただし、1回目に引いたカードは元に戻す)。 (3) 赤玉7個、白玉5個が入った袋から3個の玉を同時に取り出すとき、赤玉2個、白玉1個となる確率。 (4) 7本のくじの中に3本あたりがあるとき、3番目の人が当たりを引く確率。

確率論・統計学確率サイコロトランプ組み合わせ事象の確率条件付き確率
2025/6/4

1. 問題の内容

4つの確率の問題があります。
(1) 大小2つのサイコロを投げたとき、目の和が8になる確率。
(2) 52枚のトランプから1枚ずつ2回引くとき、少なくとも1回はハートを引く確率(ただし、1回目に引いたカードは元に戻す)。
(3) 赤玉7個、白玉5個が入った袋から3個の玉を同時に取り出すとき、赤玉2個、白玉1個となる確率。
(4) 7本のくじの中に3本あたりがあるとき、3番目の人が当たりを引く確率。

2. 解き方の手順

(1) 大小2個のサイコロの目の和が8になるのは、
(2, 6), (3, 5), (4, 4), (5, 3), (6, 2)の5通り。
サイコロの目の出方は全部で36通りなので、確率は536\frac{5}{36}
(2) 少なくとも1回ハートを引く確率を求める。
1回もハートを引かない確率を求めて、それを1から引く方法で計算する。
1回目にハートを引かない確率は3952=34\frac{39}{52} = \frac{3}{4}
2回目にハートを引かない確率は3952=34\frac{39}{52} = \frac{3}{4}
2回ともハートを引かない確率は34×34=916\frac{3}{4} \times \frac{3}{4} = \frac{9}{16}
少なくとも1回ハートを引く確率は1916=7161 - \frac{9}{16} = \frac{7}{16}
(3) 赤玉7個、白玉5個から3個取り出す方法は全部で12C3=12×11×103×2×1=220{}_{12}C_3 = \frac{12 \times 11 \times 10}{3 \times 2 \times 1} = 220通り。
赤玉2個、白玉1個を取り出す方法は7C2×5C1=7×62×1×5=21×5=105{}_{7}C_2 \times {}_{5}C_1 = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} \times 5 = 21 \times 5 = 105通り。
確率は105220=2144\frac{105}{220} = \frac{21}{44}
(4) 3番目の人が当たりを引く確率を求める。
3番目の人が当たりを引く確率は、誰が何番目に引いても当たりを引く確率は等しいので、3/7となる。
これは、当たりを3本、はずれを4本並べた時に、3番目が当たりである確率に等しい。
別の解き方としては、3番目に当たる場合を全て列挙する。
1番目が当たり、2番目が当たり、3番目が当たりの場合:37×26×15=6210\frac{3}{7} \times \frac{2}{6} \times \frac{1}{5} = \frac{6}{210}
1番目が当たり、2番目が外れ、3番目が当たりの場合:37×46×25=24210\frac{3}{7} \times \frac{4}{6} \times \frac{2}{5} = \frac{24}{210}
1番目が外れ、2番目が当たり、3番目が当たりの場合:47×36×25=24210\frac{4}{7} \times \frac{3}{6} \times \frac{2}{5} = \frac{24}{210}
1番目が外れ、2番目が外れ、3番目が当たりの場合:47×36×35=36210\frac{4}{7} \times \frac{3}{6} \times \frac{3}{5} = \frac{36}{210}
合計は6+24+24+36210=90210=37\frac{6+24+24+36}{210} = \frac{90}{210} = \frac{3}{7}

3. 最終的な答え

(1) 536\frac{5}{36}
(2) 716\frac{7}{16}
(3) 2144\frac{21}{44}
(4) 37\frac{3}{7}

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