3つの散布図(A, B, C)が与えられており、それぞれの散布図に最もふさわしい相関係数を、-1, -0.9, -0.5, 0, 0.5, 0.9, 1の中から選ぶ問題です。

確率論・統計学相関係数散布図統計データ分析
2025/6/4

1. 問題の内容

3つの散布図(A, B, C)が与えられており、それぞれの散布図に最もふさわしい相関係数を、-1, -0.9, -0.5, 0, 0.5, 0.9, 1の中から選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

* **相関係数について:** 相関係数は、2つの変数の間の線形関係の強さと方向を示す指標です。
* 1に近いほど、正の相関が強く、右上がりの直線に近い分布になります。
* -1に近いほど、負の相関が強く、右下がりの直線に近い分布になります。
* 0に近いほど、相関が弱く、直線的な関係が見られなくなります。
* **散布図A:** 点が右上から左下にかけて分布しており、負の相関があることがわかります。点が直線状に集中しているわけではないので、相関係数の絶対値は1より小さくなります。よって、-0.9, -0.5, -1 の候補のうち、-0.9または-0.5が適切と考えられます。点のばらつき具合から、-0.9 よりは -0.5 がより適切です。
* **散布図B:** 点が左下から右上にかけて分布しており、正の相関があることがわかります。直線状にかなり集中しているため、相関係数は1に近い値となります。よって、0.9 が適切と考えられます。
* **散布図C:** 点が円状に分布しており、変数間に線形な関係は見られません。よって、相関係数は0に近い値となります。よって、0 が適切と考えられます。

3. 最終的な答え

(A)のデータの相関係数= -0.5
(B)のデータの相関係数= 0.9
(C)のデータの相関係数= 0

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