(1) まず、ϕ の勾配を計算する。ϕ=r1=x2+y21 であるから、 ∂x∂ϕ=∂x∂(x2+y2)−1/2=−21(x2+y2)−3/2(2x)=−(x2+y2)3/2x=−r3x ∂y∂ϕ=∂y∂(x2+y2)−1/2=−21(x2+y2)−3/2(2y)=−(x2+y2)3/2y=−r3y したがって、
gradϕ=(∂x∂ϕ,∂y∂ϕ)=(−r3x,−r3y) (2) 次に、A=−gradϕ を計算する。 A=−gradϕ=−(−r3x,−r3y)=(r3x,r3y) A=((x2+y2)3/2x,(x2+y2)3/2y) これは、原点から遠ざかる向きを向いたベクトル場であり、ベクトルの大きさは原点からの距離の3乗に反比例する。
図示するには、いくつかの点でベクトルを計算し、矢印を描けば良い。例えば、(1, 0) では A=(1,0)、(2, 0) では A=(1/4,0)、(0, 1) では A=(0,1)、(0, 2) では A=(0,1/4)となる。 ベクトル場は原点から放射状に広がり、原点に近いほどベクトルの長さは大きくなる。