50個のデータがあり、そのうち20個のデータの平均値が5、分散が56で、残りの30個のデータの平均値が10、分散が76である。50個全体の平均値と分散を求める。

確率論・統計学平均分散データの分析統計
2025/6/4

1. 問題の内容

50個のデータがあり、そのうち20個のデータの平均値が5、分散が56で、残りの30個のデータの平均値が10、分散が76である。50個全体の平均値と分散を求める。

2. 解き方の手順

(1) 50個全体の平均値を求める。
20個のデータの合計は 20×5=10020 \times 5 = 100
30個のデータの合計は 30×10=30030 \times 10 = 300
50個全体の合計は 100+300=400100 + 300 = 400
50個全体の平均値は 40050=8\frac{400}{50} = 8
(2) 50個全体の分散を求める。
20個のデータの二乗の平均は、分散の定義より 56+52=56+25=8156 + 5^2 = 56 + 25 = 81
20個のデータの二乗の合計は 20×81=162020 \times 81 = 1620
30個のデータの二乗の平均は、分散の定義より 76+102=76+100=17676 + 10^2 = 76 + 100 = 176
30個のデータの二乗の合計は 30×176=528030 \times 176 = 5280
50個全体の二乗の合計は 1620+5280=69001620 + 5280 = 6900
50個全体の二乗の平均は 690050=138\frac{6900}{50} = 138
50個全体の分散は 13882=13864=74138 - 8^2 = 138 - 64 = 74

3. 最終的な答え

50個全体の平均値は 8
50個全体の分散は 74

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