3点 $A(-1, 2)$, $B(5, -1)$, $C(6, 1)$ が与えられたとき、次の問いに答える。 (1) 直線ABの方程式を求めよ。 (2) 点Cと直線ABの距離を求めよ。 (3) 三角形ABCの面積を求めよ。

幾何学直線距離面積ベクトル座標平面
2025/6/4

1. 問題の内容

3点 A(1,2)A(-1, 2), B(5,1)B(5, -1), C(6,1)C(6, 1) が与えられたとき、次の問いに答える。
(1) 直線ABの方程式を求めよ。
(2) 点Cと直線ABの距離を求めよ。
(3) 三角形ABCの面積を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 直線ABの方程式を求める。
まず、直線ABの傾き mm を求める。
m=125(1)=36=12m = \frac{-1 - 2}{5 - (-1)} = \frac{-3}{6} = -\frac{1}{2}
次に、点A (1,2)(-1, 2) を通り、傾きが 12-\frac{1}{2} の直線の方程式を求める。
y2=12(x(1))y - 2 = -\frac{1}{2}(x - (-1))
y2=12(x+1)y - 2 = -\frac{1}{2}(x + 1)
2(y2)=(x+1)2(y - 2) = -(x + 1)
2y4=x12y - 4 = -x - 1
x+2y3=0x + 2y - 3 = 0
したがって、直線ABの方程式は、x+2y3=0x + 2y - 3 = 0
(2) 点Cと直線ABの距離を求める。
(x0,y0)(x_0, y_0) と直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 の距離dは、
d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
点C (6,1)(6, 1) と直線 x+2y3=0x + 2y - 3 = 0 の距離dは、
d=16+21312+22=6+231+4=55=55=5d = \frac{|1 \cdot 6 + 2 \cdot 1 - 3|}{\sqrt{1^2 + 2^2}} = \frac{|6 + 2 - 3|}{\sqrt{1 + 4}} = \frac{|5|}{\sqrt{5}} = \frac{5}{\sqrt{5}} = \sqrt{5}
したがって、点Cと直線ABの距離は 5\sqrt{5}
(3) 三角形ABCの面積を求める。
ベクトル AB=(5(1),12)=(6,3)\vec{AB} = (5 - (-1), -1 - 2) = (6, -3)
ベクトル AC=(6(1),12)=(7,1)\vec{AC} = (6 - (-1), 1 - 2) = (7, -1)
三角形ABCの面積Sは、
S=126(1)(3)7=126+21=1215=152S = \frac{1}{2} |6 \cdot (-1) - (-3) \cdot 7| = \frac{1}{2} |-6 + 21| = \frac{1}{2} |15| = \frac{15}{2}
したがって、三角形ABCの面積は 152\frac{15}{2}

3. 最終的な答え

(1) 直線ABの方程式:x+2y3=0x + 2y - 3 = 0
(2) 点Cと直線ABの距離:5\sqrt{5}
(3) 三角形ABCの面積:152\frac{15}{2}

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