楕円 $4x^2 + y^2 = 4$ と直線 $y = -x + k$ が異なる2点Q($x_1, y_1$), R($x_2, y_2$) で交わるとき、定数 $k$ の値の範囲を求め、線分QRの中点Pの軌跡を求める問題です。
2025/6/4
1. 問題の内容
楕円 と直線 が異なる2点Q(), R() で交わるとき、定数 の値の範囲を求め、線分QRの中点Pの軌跡を求める問題です。
2. 解き方の手順
(1) 楕円と直線の交点について考えます。
楕円の方程式 に直線の方程式 を代入します。
この2次方程式が異なる2つの実数解を持つためには、判別式 である必要があります。
より、
(2) 線分QRの中点Pの座標を求めます。
とすると、、
の2つの解が なので、解と係数の関係より、
、
(3) の範囲から の範囲を求めます。
なので、
なので、軌跡は 。
(4) 楕円上の点と直線が一致しない条件を確認します。
のとき、
このとき、 に代入して、
これは異なる2点で交わる条件 に反するので、これらの点は除外する必要はありません。
3. 最終的な答え
の値の範囲:
Pの軌跡: ()