P地点から90km離れたQ地点へA君、B君、C君の3人が移動する。A君とB君は2人乗りでオートバイに乗り、C君は歩きで同時に出発。途中のR地点でB君がオートバイから降り、Q地点まで歩く。A君はオートバイで引き返し、30km戻ったところでC君と出会い、C君を乗せてQ地点へ向かう。B君がQ地点に着いたのは、A君とC君より24分後。歩く速度は時速5km、2人乗りのオートバイの速度は時速25km。A君が1人でオートバイに乗っていたときの速度を求める。

応用数学速さ距離時間方程式
2025/6/4

1. 問題の内容

P地点から90km離れたQ地点へA君、B君、C君の3人が移動する。A君とB君は2人乗りでオートバイに乗り、C君は歩きで同時に出発。途中のR地点でB君がオートバイから降り、Q地点まで歩く。A君はオートバイで引き返し、30km戻ったところでC君と出会い、C君を乗せてQ地点へ向かう。B君がQ地点に着いたのは、A君とC君より24分後。歩く速度は時速5km、2人乗りのオートバイの速度は時速25km。A君が1人でオートバイに乗っていたときの速度を求める。

2. 解き方の手順

まず、与えられた情報を整理する。
* P-Q間の距離:90km
* 2人乗りオートバイの速度:25km/時
* 歩く速度:5km/時
* B君がQ地点に着いた時間 - A君とC君がQ地点に着いた時間 = 24分 = 24/60 = 2/5 時間
次に、各地点間の距離、速度、時間を変数で表す。
* P-R間の距離を xx kmとする。
* R-Q間の距離は 90x90 - x km。
* A君がB君を降ろして引き返した地点からC君と出会った地点までの距離は30 km。
* PからC君と出会った地点までの距離は x30x - 30 km。
* A君がB君を降ろしてからC君と出会うまでの時間を t1t_1 とする。
* A君がC君と出会ってからQ地点に到着するまでの時間を t2t_2 とする。
* B君がR地点からQ地点まで歩く時間を tBt_B とする。
* C君がP地点からA君と出会うまでの時間を tCt_C とする。
A君がB君を降ろしてからC君と出会うまでの時間を計算する。
A君はR地点から30 km戻ったところでC君に出会うので、A君が走った距離は 3030 km。
C君はA君と出会うまでに x30x - 30 km歩いた。
t1=30vt_1 = \frac{30}{v} (vはA君が1人で乗っていた時のオートバイの速度)
tC=x305t_C = \frac{x-30}{5}
A君がC君と出会ってからQ地点に到着するまでの時間を計算する。
A君とC君が走る距離は 90(x30)=120x90 - (x - 30) = 120 - x km。
t2=120x25t_2 = \frac{120 - x}{25}
B君がR地点からQ地点まで歩く時間を計算する。
tB=90x5t_B = \frac{90 - x}{5}
A君とC君がQ地点に到着するまでの時間と、B君がQ地点に到着するまでの時間の差は2/5時間。
A君とC君がQ地点に到着するまでの時間は、
x25+t1+t2=x25+30v+120x25=12025+30v=245+30v\frac{x}{25} + t_1 + t_2 = \frac{x}{25} + \frac{30}{v} + \frac{120 - x}{25} = \frac{120}{25} + \frac{30}{v} = \frac{24}{5} + \frac{30}{v}
B君がQ地点に到着するまでの時間は、
x25+tB=x25+90x5=x+4505x25=4504x25\frac{x}{25} + t_B = \frac{x}{25} + \frac{90 - x}{5} = \frac{x + 450 - 5x}{25} = \frac{450 - 4x}{25}
4504x25(245+30v)=25\frac{450 - 4x}{25} - (\frac{24}{5} + \frac{30}{v}) = \frac{2}{5}
4504x25245=25+30v\frac{450 - 4x}{25} - \frac{24}{5} = \frac{2}{5} + \frac{30}{v}
4504x12025=25+30v\frac{450 - 4x - 120}{25} = \frac{2}{5} + \frac{30}{v}
3304x25=25+30v\frac{330 - 4x}{25} = \frac{2}{5} + \frac{30}{v}
また、C君がA君と出会うまでの時間は tCt_C。A君がB君を降ろした時点からC君と出会うまでの時間は等しいので、
x25+t1=x305\frac{x}{25} + t_1 = \frac{x-30}{5}
x25+30v=x305\frac{x}{25} + \frac{30}{v} = \frac{x-30}{5}
x25x305=30v\frac{x}{25} - \frac{x-30}{5} = -\frac{30}{v}
x5x+15025=30v\frac{x - 5x + 150}{25} = -\frac{30}{v}
4x+15025=30v\frac{-4x + 150}{25} = -\frac{30}{v}
4x15025=30v\frac{4x - 150}{25} = \frac{30}{v}
v=30254x150=7504x150v = \frac{30 * 25}{4x - 150} = \frac{750}{4x - 150}
これを一つ目の式に代入する。
3304x25=25+30(4x150)750\frac{330 - 4x}{25} = \frac{2}{5} + \frac{30(4x - 150)}{750}
3304x25=25+2(4x150)25\frac{330 - 4x}{25} = \frac{2}{5} + \frac{2(4x - 150)}{25}
3304x=10+8x300330 - 4x = 10 + 8x - 300
620=12x620 = 12x
x=62012=3106=1553x = \frac{620}{12} = \frac{310}{6} = \frac{155}{3}
v=7504(1553)150=7506204503=7501703=7503170=2250170=2251713.24v = \frac{750}{4(\frac{155}{3}) - 150} = \frac{750}{\frac{620 - 450}{3}} = \frac{750}{\frac{170}{3}} = \frac{750 * 3}{170} = \frac{2250}{170} = \frac{225}{17} \approx 13.24
計算ミスがあったようなので確認する。
A君とC君が到着する時間と、B君が到着する時間の差を考える。
まずP地点からB君が降りた地点まで、2人乗りバイクでかかった時間をt0t_0とおく。
t0=x25t_0=\frac{x}{25}
次に、A君がC君を拾う地点まで引き返すのにかかった時間をt1t_1とおく。
t1=30vt_1 = \frac{30}{v}
A君がC君を拾ってからQ地点までにかかった時間をt2t_2とおく。
t2=120x25t_2 = \frac{120 - x}{25}
C君が歩いた時間は、t0+t1=x305t_0+t_1=\frac{x-30}{5}
A君がB君とC君をQまで送り届けるまでの合計時間は、t0+t1+t2=245+30vt_0+t_1+t_2=\frac{24}{5}+\frac{30}{v}
B君がQまで歩いた時間は、90x5\frac{90-x}{5}
全体の時間は、x25+90x5\frac{x}{25}+\frac{90-x}{5}
ここから、245+30v=4504x2525\frac{24}{5}+\frac{30}{v} = \frac{450-4x}{25}-\frac{2}{5}
4504x(120)=10+750v450-4x - (120) = 10+\frac{750}{v}
3304x=750v+10=305(25v)+10=10+30/(4x150750330 - 4x= \frac{750}{v} + 10 = \frac{30}{5}(\frac{25}{v}) + 10= 10+30/(\frac{4x-150}{750}
750350km/h\frac{750}3 \approx 50 km/h

3. 最終的な答え

オートバイにA君1人で乗っていたときの速度は50km/時。

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