2次方程式 $x^2 - 2mx + m^2 + 2m + 3 = 0$ の2つの解の差が2であるとき、定数 $m$ の値と2つの解を求めよ。

代数学二次方程式解と係数の関係解の差
2025/6/4

1. 問題の内容

2次方程式 x22mx+m2+2m+3=0x^2 - 2mx + m^2 + 2m + 3 = 0 の2つの解の差が2であるとき、定数 mm の値と2つの解を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、2次方程式の解を α\alphaβ\beta とおく。解の差が2なので、βα=2\beta - \alpha = 2 となるように設定する。
解と係数の関係より、
α+β=2m\alpha + \beta = 2m
αβ=m2+2m+3\alpha \beta = m^2 + 2m + 3
β=α+2\beta = \alpha + 2α+β=2m\alpha + \beta = 2m に代入すると、
α+(α+2)=2m\alpha + (\alpha + 2) = 2m
2α+2=2m2\alpha + 2 = 2m
α=m1\alpha = m - 1
β=α+2=(m1)+2=m+1\beta = \alpha + 2 = (m - 1) + 2 = m + 1
次に、αβ=m2+2m+3\alpha \beta = m^2 + 2m + 3α=m1\alpha = m - 1β=m+1\beta = m + 1 を代入すると、
(m1)(m+1)=m2+2m+3(m - 1)(m + 1) = m^2 + 2m + 3
m21=m2+2m+3m^2 - 1 = m^2 + 2m + 3
0=2m+40 = 2m + 4
2m=42m = -4
m=2m = -2
したがって、α=m1=21=3\alpha = m - 1 = -2 - 1 = -3
β=m+1=2+1=1\beta = m + 1 = -2 + 1 = -1
2つの解は、-3と-1である。

3. 最終的な答え

m=2m = -2
2つの解は x=3,1x = -3, -1

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