1. 問題の内容
問題は、授業で説明されたpH以外の対数(log)の実用例を一つ述べ、その例についてlogを使って説明することです。
2. 解き方の手順
1. 対数の実用例を調査する。ここでは、音の大きさの単位であるデシベル(dB)を例として取り上げます。
2. デシベルの定義式を確認します。
3. デシベルが対数を用いることの利点を説明します。
3. 最終的な答え
対数の実用例として、音の大きさを表すデシベル(dB)があります。
デシベルは、音の強度(音圧)の比を対数で表したものです。音の強さ を基準となる音の強さ (人間の可聴限に近い音の強さ)で割った値の常用対数に10をかけたものがデシベル値です。
ここで、
* :音の大きさ(デシベル)
* :測定する音の強度
* :基準となる音の強度
デシベルを用いる利点は、人間が感じる音の大きさが音の強度に比例するのではなく、音の強度の対数に比例することにあります。音の強度は非常に大きな範囲にわたって変化しますが、対数を用いることで、より扱いやすい範囲の数値で音の大きさを表現できます。また、音の大きさを足し算で計算できるという利点もあります。例えば、同じ音源が2つある場合、音の強度は2倍になりますが、デシベル値は だけ増加します。