3つのベクトル $a_1$, $a_2$, $a_3$ が与えられている。ここで $\sqrt{-1}$ は虚数単位 $i$ である。$a_1$ と $a_2$ が線形独立であり、$a_1$, $a_2$, $a_3$ が線形従属であることを示す。ベクトルは以下の通り。 $a_1 = \begin{pmatrix} 1 \\ i \\ 2 \end{pmatrix}$, $a_2 = \begin{pmatrix} 11-6i \\ -4+i \\ 2i \end{pmatrix}$, $a_3 = \begin{pmatrix} 3-4i \\ -2+i \\ 2i \end{pmatrix}$
2025/6/5
1. 問題の内容
3つのベクトル , , が与えられている。ここで は虚数単位 である。 と が線形独立であり、, , が線形従属であることを示す。ベクトルは以下の通り。
, ,
2. 解き方の手順
まず、 と が線形独立であることを示す。
線形独立であるとは、 が成立するとき、 となることである。
これから以下の連立方程式が得られる。
3番目の式より となる。
これを1番目の式に代入すると、 。 よって となる。
すると となる。
したがって、 と は線形独立である。
次に、, , が線形従属であることを示す。
線形従属であるとは、 が成立するとき、 ではない解が存在することである。
これから以下の連立方程式が得られる。
3番目の式より なので、。
これを1番目の式に代入すると、。
。
これを2番目の式に代入すると、。
。
。
とすると、、 になるので、 とする。
例えば、 とすると、、となる。
これは の解となるので、, , は線形従属である。
3. 最終的な答え
と は線形独立であり、, , は線形従属である。