四面体ABCDにおいて、点A, B, C, Dの位置ベクトルをそれぞれ$\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}, \vec{d}$とする。 (1) $\triangle BCD$の重心Gの位置ベクトルを求める。 (2) 線分AGを3:1の比に内分する点Pの位置ベクトルを求める。

幾何学ベクトル空間図形四面体重心内分点
2025/6/5

1. 問題の内容

四面体ABCDにおいて、点A, B, C, Dの位置ベクトルをそれぞれa,b,c,d\vec{a}, \vec{b}, \vec{c}, \vec{d}とする。
(1) BCD\triangle BCDの重心Gの位置ベクトルを求める。
(2) 線分AGを3:1の比に内分する点Pの位置ベクトルを求める。

2. 解き方の手順

(1) BCD\triangle BCDの重心Gの位置ベクトル g\vec{g} は、各頂点の位置ベクトルの平均で表される。
g=b+c+d3\vec{g} = \frac{\vec{b} + \vec{c} + \vec{d}}{3}
(2) 線分AGを3:1の比に内分する点Pの位置ベクトル p\vec{p} は、内分点の公式を用いて求める。点Aの位置ベクトルはa\vec{a}であり、点Gの位置ベクトルはg=b+c+d3\vec{g} = \frac{\vec{b} + \vec{c} + \vec{d}}{3}である。内分点の公式より、
p=1a+3g3+1\vec{p} = \frac{1 \cdot \vec{a} + 3 \cdot \vec{g}}{3 + 1}
p=1a+3b+c+d34\vec{p} = \frac{1 \cdot \vec{a} + 3 \cdot \frac{\vec{b} + \vec{c} + \vec{d}}{3}}{4}
p=a+b+c+d4\vec{p} = \frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{c} + \vec{d}}{4}

3. 最終的な答え

(1) BCD\triangle BCDの重心Gの位置ベクトル: g=b+c+d3\vec{g} = \frac{\vec{b} + \vec{c} + \vec{d}}{3}
(2) 線分AGを3:1の比に内分する点Pの位置ベクトル: p=a+b+c+d4\vec{p} = \frac{\vec{a} + \vec{b} + \vec{c} + \vec{d}}{4}

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