まず、角の二等分線の性質を利用します。
角Bの二等分線BDについて、AD:DC = AB:BC = c:a です。
したがって、AC = b より、
AD=c+acb DC=c+aab 次に、角Cの二等分線CEについて、AE:EB = AC:BC = b:a です。
したがって、AB = c より、
AE=a+bbc EB=a+bac ここで、角の二等分線の長さの公式を利用します。
三角形ABCにおいて、角Bの二等分線BDの長さは、
BD2=AB⋅BC−AD⋅DC です。
BD2=ac−c+abc⋅c+aab=ac−(a+c)2abc2 同様に、三角形ABCにおいて、角Cの二等分線CEの長さは、
CE2=AC⋅BC−AE⋅EB です。
CE2=ab−a+bbc⋅a+bac=ab−(a+b)2abc2 与えられた問題では、線分の長さBEとCDを求める必要があるので、角の二等分線の長さの公式は使いません。
角の二等分線の性質を用いて、まず線分AE, EB, AD, DCの長さを計算します。
AE=a+bbc EB=a+bac AD=a+cbc DC=a+cab 次に、三角形BECと三角形BDCについて考えます。
三角形BECにおいて、BEは角Bの二等分線なので、BE=a+c2acs(s−b) (s=(a+b+c)/2)となりますが、今回は不要です。 三角形CDBにおいて、CD=a+cabです。 三角形BECにおいて、以下の式よりBEの長さを求めます。
BEを求めるために、余弦定理を使います。
cosB=2acc2+a2−b2 ∠CBE=2Bなので、 CE2=a2+(a+bac)2−2a(a+bac)cosB CE2=a2+(a+bac)2−2a(a+bac)2acc2+a2−b2 CE2=a2+(a+bac)2−(a+ba)(c2+a2−b2) 三角形CBDにおいて、以下の式よりCDの長さを求めます。
cosC=2abb2+a2−c2 ∠BCD=2Cなので、 CD2=a2+(a+cab)2−2a(a+cab)cosC CD2=a2+(a+cab)2−2a(a+cab)2abb2+a2−c2 CD2=a2+(a+cab)2−(a+ca)(b2+a2−c2) 角の二等分線定理より、
BE=a+c2accos(2B) CD=a+b2abcos(2C)