(1) ∠AOC を求める。 円の中心角は、同じ弧に対する円周角の2倍である。したがって、
∠AOC=2×∠ABC ∠ABCを求める必要がある。 (2) ∠ABC を求める。 ∠BAC=180∘−∠ABC−∠ACB ∠ACB=75∘ である。 三角形OACはOA=OCの二等辺三角形であるから、
∠OCA=∠OAC=30∘ ∠AOC=180∘−30∘−30∘=120∘ 円周角の定理より、
∠ABC=21∠AOC=21×120∘=60∘ (3) ∠BAC を求める。 ∠BAC=180∘−60∘−75∘=45∘ (4) ∠AOC を再度確認する。 ∠ABC=60∘ より ∠AOC=2×∠ABC から ∠AOC=120∘となる。 (5) ADは∠BACの二等分線である。 ∠DAB=21∠BAC=21×45∘=22.5∘ ∠ADHについて考える。 ∠ADC=180∘−∠DAC−∠ACD=180∘−22.5∘−75∘=82.5∘ ∠ADH=180∘−∠ADC=180∘−82.5∘=97.5∘ ADは∠BACの二等分線だから∠BAD=22.5∘ (6) ∠DAHを求める。 ∠AHD=90∘より、∠DAH=90∘−∠ADH=90∘−(180∘−82.5∘)=90∘−97.5∘。これは矛盾する。 三角形ABDにおいて
∠ADB=180−∠DAB−∠ABD=180−22.5−60=97.5 したがって ∠ADH=180−97.5=82.5∘ ∠DAH=90−∠ADH=90−82.5=7.5∘ (7) BDDHを求める。 三角形ADHにおいて、∠DAH=7.5∘ より、 ADDH=cos82.5∘ 三角形ABDにおいて、正弦定理を用いると、
sinDABBD=sinABDAD ADBD=sin60∘sin22.5∘ BDDH=ADDH×BDAD=sin22.5∘cos82.5∘sin60∘=sin22.5∘sin7.5∘sin60∘ sin7.5∘=46−2,sin22.5∘=22−2,sin60∘=23 BDDH=22−246−223=42−23(6−2)=42−232−6