三角形ABCの面積を二等分する直線は、少なくとも一つの頂点を通るか、二つの辺上の点を通る。
今回は点Pを通る直線を求める必要があるため、直線が辺ABまたはACと交わる場合を考える。
まず、三角形ABCの面積を求める。
次に、点Pを通る直線が辺ACと交わる点D、または辺ABと交わる点Eを仮定し、それぞれの面積が三角形ABCの面積の半分になるようなD,Eを求める。
(1) 三角形ABCの面積を求める
点A(5,7), B(0,2), C(8,0)を頂点とする三角形ABCの面積Sは、以下の式で求められる。
S=21∣(xA−xC)(yB−yA)−(xA−xB)(yC−yA)∣ S=21∣(5−8)(2−7)−(5−0)(0−7)∣ S=21∣(−3)(−5)−(5)(−7)∣ S=21∣15+35∣ S=21∣50∣ (2) 点P(3,5)を通る直線が辺ACと交わる場合
点Dを辺AC上の点とし、D(x,y)とする。
点Dは線分AC上にあるので、直線AC上の点であり、点Aと点Cの座標から直線ACの式を求める。
直線ACの傾きは、5−87−0=−37=−37 直線ACの式は、y=−37(x−8) となる。 y=−37x+356 三角形APDの面積が三角形ABCの面積の半分であるとき、SAPD=225となる。 SAPD=21∣(5−x)(5−7)−(3−5)(7−y)∣ 225=21∣(5−x)(−2)−(−2)(7−y)∣ 25=∣−10+2x+14−2y∣ 25=∣2x−2y+4∣ 2x−2y+4=25 または 2x−2y+4=−25 2x−2y=21 または 2x−2y=−29 y=−37x+356 を代入すると、 2x−2(−37x+356)=21 または 2x−2(−37x+356)=−29 6x+14x−112=63 または 6x+14x−112=−87 20x=175 または 20x=25 x=20175=435=8.75 または x=2025=45=1.25 x=8.75のとき、y=−37∗435+356=12−245+12224=12−21=4−7 x=1.25のとき、y=−37∗45+356=12−35+12224=12189=463 D(435, 4−7), or D(45, 463) (3) 点P(3,5)と点D(45, 463)を通る直線の式を求める 傾きは、3−455−463=412−5420−63=7−43 直線の式は、y−5=−743(x−3) y=−743x+7129+735 y=−743x+7164