一辺の長さが2の立方体の8つの角を、各辺の中点を通る平面で切り取った多面体について、面の数、辺の数、頂点の数、体積を求める問題です。

幾何学多面体体積面の数辺の数頂点の数立方体三角錐
2025/6/5

1. 問題の内容

一辺の長さが2の立方体の8つの角を、各辺の中点を通る平面で切り取った多面体について、面の数、辺の数、頂点の数、体積を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 面の数:
元の立方体の面は6つです。各頂点を切り取ると、正三角形の面が8つできます。したがって、面の数は 6+8=146 + 8 = 14 個です。
(2) 頂点の数:
元の立方体の頂点は8つです。各頂点を切り取ると、3つの頂点ができます。したがって、頂点の数は 8×3=248 \times 3 = 24 個です。
(3) 辺の数:
元の立方体の辺は12本です。各頂点を切り取ると、3本の辺が増えます。したがって、辺の数は 12+(8×3/2)=12+12=3612 + (8 \times 3 / 2) = 12 + 12 = 36 本です。
あるいは、オイラーの多面体定理 VE+F=2V - E + F = 2 を用いると、24E+14=224 - E + 14 = 2 から E=36E = 36 が得られます。
(4) 体積:
元の立方体の体積は 23=82^3 = 8 です。各頂点を切り取ると、一辺が1の正四面体が8つ切り取られます。
この正四面体の体積は、底面積が 1×1/2=1/21 \times 1 / 2 = 1/2、高さが 2/2\sqrt{2}/2、となるので、(1/2)×(2/2)×(1/3)=2/12 (1/2) \times (\sqrt{2}/2) \times (1/3) = \sqrt{2}/12 となります。
正四面体の頂点までの距離は 2/2\sqrt{2}/2となります。
一辺1の正三角形の面積は 3/4\sqrt{3}/4となります。
体積は高さが 1/21/\sqrt{2}の一辺1の正四面体なので、 (3/4)×(1/2)×(1/3)=6/24(\sqrt{3}/4) \times (1/\sqrt{2}) \times (1/3) = \sqrt{6}/24です。
正四面体の体積は 13×12×1×1×1=1/6\frac{1}{3} \times \frac{1}{2} \times 1 \times 1 \times 1 = 1/6ではありません。切り取られるのは、一辺1の正三角形を底面とする三角錐で、高さが1です。三角錐の体積は (12×1×1)×1×13=16(\frac{1}{2} \times 1 \times 1 ) \times 1 \times \frac{1}{3} = \frac{1}{6} です。
8つの角を切り取ると 8×16=438 \times \frac{1}{6} = \frac{4}{3}だけ体積が減ります。したがって、求める多面体の体積は 843=2443=2038 - \frac{4}{3} = \frac{24-4}{3} = \frac{20}{3}です。

3. 最終的な答え

ア:14
ウ:36
エ:24
オ:20/3

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