単位円を用いて、$\cos \theta$、$\sin \theta$、$\tan \theta$ の定義を説明する。

幾何学三角関数単位円cossintan
2025/6/5

1. 問題の内容

単位円を用いて、cosθ\cos \thetasinθ\sin \thetatanθ\tan \theta の定義を説明する。

2. 解き方の手順

単位円とは、半径が1の円であり、その中心は原点(0, 0)にあります。
角度 θ\theta は、x軸の正の部分から反時計回りに測ります。
(1) cosθ\cos \theta の定義:
単位円と、角度 θ\theta を持つ動径との交点をP(x, y)とします。このとき、cosθ\cos \theta は、点Pのx座標として定義されます。すなわち、
cosθ=x\cos \theta = x
(2) sinθ\sin \theta の定義:
単位円と、角度 θ\theta を持つ動径との交点をP(x, y)とします。このとき、sinθ\sin \theta は、点Pのy座標として定義されます。すなわち、
sinθ=y\sin \theta = y
(3) tanθ\tan \theta の定義:
単位円と、角度 θ\theta を持つ動径との交点をP(x, y)とします。
tanθ\tan \theta は、sinθcosθ\frac{\sin \theta}{\cos \theta} として定義され、これは単位円上の点Pの座標を使うと、yx\frac{y}{x} で表されます。幾何学的には、動径を延長した直線と、点(1, 0)における単位円の接線との交点のy座標として表すことができます。すなわち、
tanθ=sinθcosθ=yx\tan \theta = \frac{\sin \theta}{\cos \theta} = \frac{y}{x}

3. 最終的な答え

単位円を用いた cosθ\cos \thetasinθ\sin \thetatanθ\tan \theta の定義は以下の通りです。
cosθ=x\cos \theta = x (単位円上の点のx座標)
sinθ=y\sin \theta = y (単位円上の点のy座標)
tanθ=yx\tan \theta = \frac{y}{x} (単位円上の点のx座標分のy座標)

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