点Aと点Bに、振動数が680 Hzの同位相の音源があり、AB間には定在波が生じている。音速は340 m/sである。 (1) 音波の波長を求める。 (2) AとBの中点Mは定在波の腹であるとき、AとBの間に定在波の節がいくつあるかを求める。

応用数学定在波物理音波波長周波数振幅
2025/6/5

1. 問題の内容

点Aと点Bに、振動数が680 Hzの同位相の音源があり、AB間には定在波が生じている。音速は340 m/sである。
(1) 音波の波長を求める。
(2) AとBの中点Mは定在波の腹であるとき、AとBの間に定在波の節がいくつあるかを求める。

2. 解き方の手順

(1) 波長λ\lambdaは、音速vvと振動数ffを用いて、v=fλv = f \lambdaの関係から求める。
λ=vf \lambda = \frac{v}{f}
λ=340 m/s680 Hz=0.5 m \lambda = \frac{340 \text{ m/s}}{680 \text{ Hz}} = 0.5 \text{ m}
(2) AとBの間隔は8.0 mである。定在波の節は、隣り合う節の間隔がλ2\frac{\lambda}{2}であるから、8.0 mの中にλ2\frac{\lambda}{2}がいくつ含まれるかを考える。
λ2=0.5 m2=0.25 m \frac{\lambda}{2} = \frac{0.5 \text{ m}}{2} = 0.25 \text{ m}
AとBの間に含まれるλ2\frac{\lambda}{2}の数は、
8.0 m0.25 m=32 \frac{8.0 \text{ m}}{0.25 \text{ m}} = 32
AとBの間に32個のλ2\frac{\lambda}{2}が存在する。
AとBの中点Mは腹であるから、AとBは節となる。
A地点から最初の節までの距離はλ4=0.5 m4=0.125 m\frac{\lambda}{4} = \frac{0.5 \text{ m}}{4} = 0.125 \text{ m} となる。
したがって、AからBまでの節の数は、
8.0 m2×0.125 m0.25 m+1=7.75 m0.25 m+1=31+1=32 \frac{8.0 \text{ m} - 2 \times 0.125 \text{ m}}{0.25 \text{ m}} + 1 = \frac{7.75 \text{ m}}{0.25 \text{ m}} + 1 = 31 + 1 = 32 個
線分AMの長さは4.0 mであるから、AM間に弱め合う点(節)はMから0.125 m, 0.375 m, ..., 3.875 mの位置に存在する。
AM間の節の数は3.8750.1250.25+1=16 \frac{3.875-0.125}{0.25} + 1 = 16
線分BMの間にも同じ数の節が存在するから、節の総数は16×2=32 16 \times 2 = 32 個となる。

3. 最終的な答え

(1) 音波の波長は0.5 m
(2) AとBの間の定在波の節の数は32個

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