競争均衡では、各消費者は予算制約の下で効用を最大化し、市場は清算されます。
(1) 消費者Aの効用最大化:
Aさんの予算制約は pxA+yA=12p です。ラグランジュ関数を以下のように設定します。 LA=xAyA+λA(12p−pxA−yA) 一階条件は次の通りです。
∂xA∂LA=yA−λAp=0 ∂yA∂LA=xA−λA=0 ∂λA∂LA=12p−pxA−yA=0 これらの式から、yA=λAp と xA=λA が得られます。したがって、yA=pxA です。これを予算制約に代入すると、 pxA+pxA=12p 2pxA=12p (2) 消費者Bの効用最大化:
Bさんの予算制約は pxB+yB=18 です。ラグランジュ関数を以下のように設定します。 LB=xB2yB+λB(18−pxB−yB) 一階条件は次の通りです。
∂xB∂LB=2xByB−λBp=0 ∂yB∂LB=xB2−λB=0 ∂λB∂LB=18−pxB−yB=0 これらの式から、2xByB=λBp と xB2=λB が得られます。したがって、2xByB=xB2p となり、yB=21pxB です。これを予算制約に代入すると、 pxB+21pxB=18 23pxB=18 xB=p12 (3) 市場清算条件:
水の市場清算条件は、xA+xB=12 です。 6+p12=12 p12=6 食料の市場清算条件は、yA+yB=18 です。 6p+6=18 (4) 均衡配分
xA=6,yA=6p=12 xB=p12=6,yB=6