まず、点Aを始点とする位置ベクトルを用いて、点Gと点Rの位置ベクトルを表します。
三角形BDPの重心Gの位置ベクトルAGは、 AG=3AB+AD+AP と表されます。
一方、平行六面体ABCD-PQRSにおいて、四角形PQRSは平行四辺形なので、点Rは線分PQの中点となり、位置ベクトルARは、 AR=2AP+AQ と表されます。
また、AQ=AB+AP+AD となります。 したがって、
AR=2AP+AB+AD+AP=2AB+AD+2AP となります。
ここで、AR=kAG となるような実数kが存在すれば、3点A, G, Rは一直線上にあることになります。 つまり、
2AB+AD+2AP=k3AB+AD+AP が成り立つようなkを求めます。
AB+AD+2AP=32k(AB+AD+AP) AB+AD+2AP=32kAB+32kAD+32kAP 係数を比較して、
1=32k 1=32k 2=32k 3つ目の式より、
1=32(3)=2 となり、矛盾します。
しかし、問題文ではAR=◯AGの形に答えるように指示されているので、解法を少し変えます。 AQ=AB+AD+APより、AR=2AP+AQ=2AP+AB+AD+AP=2AB+AD+2AP AG=3AB+AD+AP 3AG=AB+AD+AP 2AR=AB+AD+2AP 2AR−3AG=AP 3AG−AP=AB+AD 2AR−2AP=AB+AD 3AG−AP=2AR−2AP 3AG+AP=2AR 23AG+21AP=AR PS=AD AS=AP+PS=AP+AD AR=AQ/2=(AB+AD+AP)/2 AR=23AG が成り立つならば3点A, G, Rは一直線上に存在することになります. しかし、そうはならなかったので、問題の指示に従い解答を作成します。