## 問題の概要
複素数 に対し、 () が表す点を とする。
(i) 個の点 を頂点とする正 角形の面積 を の式で表し、 を求める。
(ii) を求める。
(iii) とする。三角形 の重心を 、三角形 の重心を とおく。複素数 を求める。
## 解き方の手順
**(i) 正 角形の面積 と を求める**
は単位円上の点である。正 角形は、原点を中心とする 個の合同な二等辺三角形に分割できる。各二等辺三角形の頂角は であり、等しい辺の長さは1である。したがって、一つの二等辺三角形の面積は である。したがって、 は
と表せる。
次に、 を求める。 とおくと、 のとき なので
なので
**(ii) を求める**
等比数列の和の公式を利用する。 である。ここで、 なので、 となる。したがって
よって、
**(iii) を求める**
のとき、 である。
は の重心なので、
は の重心なので、
を利用すると、, , であるから、
したがって、 は の共役複素数である。
## 最終的な答え
(i) 、
(ii)
(iii) 、