関数 $f(x) = x^2 - 2ax + 5a - 6$ が与えられている。 (1) $y = f(x)$ のグラフ $C$ が $x$ 軸と異なる2点で交わるような $a$ の範囲を求める。 (2) $C$ と $x$ 軸の交点を $A, B$ とし、$A$ の $x$ 座標が $B$ の $x$ 座標より小さいとする。線分 $AB$ 上に点 $(-1, 0)$ があるための条件と、その時の $a$ の範囲を求める。 (3) 線分 $AB$ 上に点 $(-1, 0)$ があり、かつ線分 $AB$ の長さが $\sqrt{15}$ となるときの $a$ の値を求める。

代数学二次関数判別式二次方程式グラフ
2025/6/7

1. 問題の内容

関数 f(x)=x22ax+5a6f(x) = x^2 - 2ax + 5a - 6 が与えられている。
(1) y=f(x)y = f(x) のグラフ CCxx 軸と異なる2点で交わるような aa の範囲を求める。
(2) CCxx 軸の交点を A,BA, B とし、AAxx 座標が BBxx 座標より小さいとする。線分 ABAB 上に点 (1,0)(-1, 0) があるための条件と、その時の aa の範囲を求める。
(3) 線分 ABAB 上に点 (1,0)(-1, 0) があり、かつ線分 ABAB の長さが 15\sqrt{15} となるときの aa の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) f(x)f(x) の判別式 DDD>0D > 0 となる aa の範囲を求める。
D=(2a)24(1)(5a6)=4a220a+24=4(a25a+6)=4(a2)(a3)D = (-2a)^2 - 4(1)(5a-6) = 4a^2 - 20a + 24 = 4(a^2 - 5a + 6) = 4(a-2)(a-3).
D>0D > 0 より、(a2)(a3)>0(a-2)(a-3) > 0。したがって、a<2a < 2 または 3<a3 < a
よって、アは 2, イは
3.
(2) 線分 ABAB 上に点 (1,0)(-1, 0) があるための条件は f(1)0f(-1) \le 0 である。
f(1)=(1)22a(1)+5a6=1+2a+5a6=7a5f(-1) = (-1)^2 - 2a(-1) + 5a - 6 = 1 + 2a + 5a - 6 = 7a - 5.
f(1)0f(-1) \le 0 より 7a507a - 5 \le 0, よって a57a \le \frac{5}{7}.
ただし、a<2a < 2 かつ 3<a3 < a を満たす必要があるので、a57a \le \frac{5}{7}
よって、ウは 57\frac{5}{7}.
(3) 線分 ABAB 上に点 (1,0)(-1, 0) があり、線分 ABAB の長さが 15\sqrt{15} であるとする。
AB=xBxA=(xA+xB)24xAxBAB = |x_B - x_A| = \sqrt{(x_A + x_B)^2 - 4x_Ax_B}
xA+xB=2ax_A + x_B = 2a
xAxB=5a6x_Ax_B = 5a - 6
AB=(2a)24(5a6)=4a220a+24=15AB = \sqrt{(2a)^2 - 4(5a-6)} = \sqrt{4a^2 - 20a + 24} = \sqrt{15}.
4a220a+24=154a^2 - 20a + 24 = 15,
4a220a+9=04a^2 - 20a + 9 = 0.
(2a1)(2a9)=0(2a - 1)(2a - 9) = 0,
a=12a = \frac{1}{2} または a=92a = \frac{9}{2}.
a57a \le \frac{5}{7} である必要があるので、a=12a = \frac{1}{2}.
よって、オは 1, カは
2.

3. 最終的な答え

ア: 2
イ: 3
ウ: 57\frac{5}{7}
オ: 1
カ: 2

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