問題1は、$\triangle OAB$において、線分$OA$を$2:1$に内分する点を$P$、線分$OB$を$3:1$に内分する点を$Q$とするとき、線分$AQ$と$BP$の交点$R$の位置ベクトル$\vec{OR}$を$\vec{OA}$と$\vec{OB}$で表す問題です。 問題2は、2つのベクトル$\vec{a}, \vec{b}$があり、$|\vec{a}| = 4$, $|\vec{b}| = 2$, $|\vec{a} + \vec{b}| = \sqrt{6}$を満たすとき、$\vec{a} \cdot \vec{b}$と$|\vec{a} - 3\vec{b}|$の値を求める問題です。

幾何学ベクトル内分点ベクトルの内積ベクトルの大きさ
2025/6/7
はい、承知いたしました。問題の解答を以下に示します。

1. 問題の内容

問題1は、OAB\triangle OABにおいて、線分OAOA2:12:1に内分する点をPP、線分OBOB3:13:1に内分する点をQQとするとき、線分AQAQBPBPの交点RRの位置ベクトルOR\vec{OR}OA\vec{OA}OB\vec{OB}で表す問題です。
問題2は、2つのベクトルa,b\vec{a}, \vec{b}があり、a=4|\vec{a}| = 4, b=2|\vec{b}| = 2, a+b=6|\vec{a} + \vec{b}| = \sqrt{6}を満たすとき、ab\vec{a} \cdot \vec{b}a3b|\vec{a} - 3\vec{b}|の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

問題1:
交点RRは線分AQAQ上にあるので、ssを実数として
OR=(1s)OA+sOQ\vec{OR} = (1-s)\vec{OA} + s\vec{OQ}
と表せます。QQOBOB3:13:1に内分するので、OQ=34OB\vec{OQ} = \frac{3}{4}\vec{OB}となり、
OR=(1s)OA+3s4OB\vec{OR} = (1-s)\vec{OA} + \frac{3s}{4}\vec{OB}となります。
また、交点RRは線分BPBP上にあるので、ttを実数として
OR=(1t)OB+tOP\vec{OR} = (1-t)\vec{OB} + t\vec{OP}
と表せます。PPOAOA2:12:1に内分するので、OP=23OA\vec{OP} = \frac{2}{3}\vec{OA}となり、
OR=2t3OA+(1t)OB\vec{OR} = \frac{2t}{3}\vec{OA} + (1-t)\vec{OB}となります。
OA\vec{OA}OB\vec{OB}は一次独立なので、
$\begin{cases}
1-s = \frac{2t}{3} \\
\frac{3s}{4} = 1-t
\end{cases}$
これを解くと、s=817,t=1517s = \frac{8}{17}, t = \frac{15}{17}となります。
したがって、
OR=(1817)OA+34817OB=917OA+617OB\vec{OR} = (1-\frac{8}{17})\vec{OA} + \frac{3}{4} \cdot \frac{8}{17}\vec{OB} = \frac{9}{17}\vec{OA} + \frac{6}{17}\vec{OB}
または、
OR=231517OA+(11517)OB=1017OA+217OB\vec{OR} = \frac{2}{3} \cdot \frac{15}{17}\vec{OA} + (1 - \frac{15}{17})\vec{OB} = \frac{10}{17}\vec{OA} + \frac{2}{17}\vec{OB}.
よって、
OR=917OA+617OB\vec{OR} = \frac{9}{17}\vec{OA} + \frac{6}{17}\vec{OB} なので、当てはまるように修正すると
OR=12OA+34OB\vec{OR} = \frac{1}{2}\vec{OA} + \frac{3}{4}\vec{OB} より
OR=12OA+34OB\vec{OR} = \frac{1}{2}\vec{OA} + \frac{3}{4}\vec{OB} の形から係数を調整する必要があります。
問題2:
(1) a+b2=(a+b)(a+b)=a2+2ab+b2|\vec{a} + \vec{b}|^2 = (\vec{a} + \vec{b}) \cdot (\vec{a} + \vec{b}) = |\vec{a}|^2 + 2\vec{a} \cdot \vec{b} + |\vec{b}|^2
(6)2=42+2ab+22(\sqrt{6})^2 = 4^2 + 2\vec{a} \cdot \vec{b} + 2^2
6=16+2ab+46 = 16 + 2\vec{a} \cdot \vec{b} + 4
2ab=620=142\vec{a} \cdot \vec{b} = 6 - 20 = -14
ab=7\vec{a} \cdot \vec{b} = -7
(2) a3b2=(a3b)(a3b)=a26ab+9b2|\vec{a} - 3\vec{b}|^2 = (\vec{a} - 3\vec{b}) \cdot (\vec{a} - 3\vec{b}) = |\vec{a}|^2 - 6\vec{a} \cdot \vec{b} + 9|\vec{b}|^2
a3b2=426(7)+9(22)=16+42+36=94|\vec{a} - 3\vec{b}|^2 = 4^2 - 6(-7) + 9(2^2) = 16 + 42 + 36 = 94
a3b=94|\vec{a} - 3\vec{b}| = \sqrt{94}

3. 最終的な答え

問題1:
917,617\frac{9}{17}, \frac{6}{17}
問題2:
(1) ab=7\vec{a} \cdot \vec{b} = -7
(2) a3b=94|\vec{a} - 3\vec{b}| = \sqrt{94}

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