平行四辺形OABCにおいて、対角線ACを2:1に内分する点をD、辺ABを2:1に外分する点をEとする。$\vec{OA} = \vec{a}$, $\vec{OC} = \vec{c}$とするとき、3点O, D, Eが一直線上にあることを証明せよ。

幾何学ベクトル内分外分一直線上空間ベクトル
2025/6/7
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6. の問題

1. 問題の内容

平行四辺形OABCにおいて、対角線ACを2:1に内分する点をD、辺ABを2:1に外分する点をEとする。OA=a\vec{OA} = \vec{a}, OC=c\vec{OC} = \vec{c}とするとき、3点O, D, Eが一直線上にあることを証明せよ。

2. 解き方の手順

まず、点Dと点Eの位置ベクトルをa\vec{a}c\vec{c}を用いて表す。
点Dは線分ACを2:1に内分するので、
OD=1OA+2OC2+1=13a+23c\vec{OD} = \frac{1 \cdot \vec{OA} + 2 \cdot \vec{OC}}{2+1} = \frac{1}{3} \vec{a} + \frac{2}{3} \vec{c}
点Eは線分ABを2:1に外分するので、
OE=1OA+2OB21=a+2OB\vec{OE} = \frac{-1 \cdot \vec{OA} + 2 \cdot \vec{OB}}{2-1} = - \vec{a} + 2 \vec{OB}
ここで、OABCは平行四辺形であるから、OB=OA+OC=a+c\vec{OB} = \vec{OA} + \vec{OC} = \vec{a} + \vec{c}である。
OE=a+2(a+c)=a+2c\vec{OE} = - \vec{a} + 2 (\vec{a} + \vec{c}) = \vec{a} + 2 \vec{c}
次に、OE\vec{OE}OD\vec{OD}のスカラー倍で表せることを示す。
OE=a+2c=3(13a+23c)=3OD\vec{OE} = \vec{a} + 2 \vec{c} = 3 \left( \frac{1}{3} \vec{a} + \frac{2}{3} \vec{c} \right) = 3 \vec{OD}
したがって、OE=3OD\vec{OE} = 3 \vec{OD}となり、OE\vec{OE}OD\vec{OD}のスカラー倍で表される。
これは、3点O, D, Eが一直線上にあることを意味する。

3. 最終的な答え

3点O, D, Eは一直線上にある。
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7. の問題

1. 問題の内容

ABC\triangle ABCにおいて、辺ABの中点をP, 辺BCの中点をM、線分AMを1:2に内分する点をQ, 辺ACを1:3に内分する点をRとする。このとき、3点P, Q, Rは一直線上にあることを証明せよ。

2. 解き方の手順

まず、AB=b\vec{AB}=\vec{b}, AC=c\vec{AC}=\vec{c} とおく。
点P, Q, Rの位置ベクトルをb\vec{b}c\vec{c}を用いて表す。
点Pは辺ABの中点なので、
AP=12AB=12b\vec{AP} = \frac{1}{2}\vec{AB} = \frac{1}{2}\vec{b}
点Rは辺ACを1:3に内分するので、
AR=14AC=14c\vec{AR} = \frac{1}{4}\vec{AC} = \frac{1}{4}\vec{c}
点Mは辺BCの中点なので、
AM=12(AB+AC)=12b+12c\vec{AM} = \frac{1}{2}(\vec{AB} + \vec{AC}) = \frac{1}{2}\vec{b} + \frac{1}{2}\vec{c}
点Qは線分AMを1:2に内分するので、
AQ=13AM=13(12b+12c)=16b+16c\vec{AQ} = \frac{1}{3}\vec{AM} = \frac{1}{3}\left(\frac{1}{2}\vec{b} + \frac{1}{2}\vec{c}\right) = \frac{1}{6}\vec{b} + \frac{1}{6}\vec{c}
次に、PR\vec{PR}PQ\vec{PQ}が平行であることを示す。
PR=ARAP=14c12b=12b+14c\vec{PR} = \vec{AR} - \vec{AP} = \frac{1}{4}\vec{c} - \frac{1}{2}\vec{b} = -\frac{1}{2}\vec{b} + \frac{1}{4}\vec{c}
PQ=AQAP=16b+16c12b=13b+16c=23(12b+14c)\vec{PQ} = \vec{AQ} - \vec{AP} = \frac{1}{6}\vec{b} + \frac{1}{6}\vec{c} - \frac{1}{2}\vec{b} = -\frac{1}{3}\vec{b} + \frac{1}{6}\vec{c} = \frac{2}{3} \left( -\frac{1}{2}\vec{b} + \frac{1}{4}\vec{c} \right)
したがって、PQ=23PR\vec{PQ} = \frac{2}{3}\vec{PR}となり、PQ\vec{PQ}PR\vec{PR}のスカラー倍で表される。
これは、PR\vec{PR}PQ\vec{PQ}が平行であることを意味する。
さらに、点Pが共通しているので、3点P, Q, Rは一直線上にある。

3. 最終的な答え

3点P, Q, Rは一直線上にある。

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