500人を対象に商品A、B、Cに関する市場調査が行われました。商品Aを購入した人は278人、商品Bを購入した人は205人、商品Cを購入した人は188人でした。3種類全ての商品を購入した人は18人であり、3種類の商品のいずれも購入しなかった人は21人でした。このとき、2種類以上の商品を購入した人数を求めます。

確率論・統計学集合ベン図包除原理市場調査
2025/3/27

1. 問題の内容

500人を対象に商品A、B、Cに関する市場調査が行われました。商品Aを購入した人は278人、商品Bを購入した人は205人、商品Cを購入した人は188人でした。3種類全ての商品を購入した人は18人であり、3種類の商品のいずれも購入しなかった人は21人でした。このとき、2種類以上の商品を購入した人数を求めます。

2. 解き方の手順

まず、少なくとも1つの商品を購入した人の数を求めます。これは、調査対象人数から、どの商品も購入しなかった人数を引くことで求められます。
50021=479500 - 21 = 479
次に、商品A, B, Cの購入者数の合計を計算します。
278+205+188=671278 + 205 + 188 = 671
この合計には、2種類以上の商品を購入した人が重複してカウントされています。そこで、ベン図の考え方を利用し、2種類以上の商品を購入した人数を求めます。
少なくとも1つの商品を購入した人数は479人でした。これは、Aのみ、Bのみ、Cのみを購入した人の数に、2種類の商品を購入した人の数と3種類の商品を購入した人の数を足したものです。
一方、A, B, Cの購入者数の合計671は、Aのみ、Bのみ、Cのみを購入した人の数に、2種類の商品を購入した人数を2倍、3種類の商品を購入した人数を3倍したものです。
2種類の商品を購入した人数をxx人、3種類の商品を購入した人数をyy人とします。問題文より、y=18y=18です。
Aのみ、Bのみ、Cのみを購入した人の数の合計をzzとすると、次の2つの式が成り立ちます。
z+x+y=479z + x + y = 479
z+2x+3y=671z + 2x + 3y = 671
2番目の式から1番目の式を引くと、次のようになります。
x+2y=671479=192x + 2y = 671 - 479 = 192
y=18y = 18を代入すると、
x+2×18=192x + 2 \times 18 = 192
x+36=192x + 36 = 192
x=19236=156x = 192 - 36 = 156
したがって、2種類以上の商品を購入した人数は、x+y=156+18=174x + y = 156 + 18 = 174人です。

3. 最終的な答え

2種類以上の商品を買った人は174人

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