数列 $\{a_n\}$ が $a_n = 1 - \frac{1}{2n}$ で与えられている。以下の問いに答える。 (1) $\{a_1, a_2, ...\}$ の上限と下限を求める。 (2) 数列 $\{a_n\}$ が $a$ に収束するときの定義に基づき、$\epsilon = 0.05$ となる適切な $n_0$ の値を求める。 (3) 関数 $y = \arccos(x-3)$ と $y = \arctan(3x)$ の導関数を求める。ただし、$\arccos$ や $\arctan$ を含まない形で答える。 (4) 関数 $y = x^2e^{-x}$ と $y = x\sin(3x)$ の 4 階導関数をライプニッツの公式を用いて求める。 (5) 関数 $f(x) = \log(1-x)$ の $n=3$ におけるマクローリン公式を求める。ただし、剰余項 $R_3(x)$ は省略する。 (6) オイラーの公式を用いて $e^{\frac{\pi}{2}i}$ と $e^{3+\frac{\pi}{6}i}$ を $a+bi$ ($a, b \in \mathbb{R}$) の形で表す。
2025/6/7
1. 問題の内容
数列 が で与えられている。以下の問いに答える。
(1) の上限と下限を求める。
(2) 数列 が に収束するときの定義に基づき、 となる適切な の値を求める。
(3) 関数 と の導関数を求める。ただし、 や を含まない形で答える。
(4) 関数 と の 4 階導関数をライプニッツの公式を用いて求める。
(5) 関数 の におけるマクローリン公式を求める。ただし、剰余項 は省略する。
(6) オイラーの公式を用いて と を () の形で表す。
2. 解き方の手順
(1)
数列 を考える。
が増加すると は減少するため、 は増加する。
したがって、下限は で、上限は である。
(2)
が に収束することを示す。
のとき、
したがって、 とすればよい。
(3)
(1)
(2)
(4)
(1)
ライプニッツの公式より、
(2)
ライプニッツの公式より、
(5)
,
,
,
(6)
(1)
(2)
3. 最終的な答え
(1) 上限: 1, 下限:
(2)
(3) (1) , (2)
(4) (1) , (2)
(5)
(6) (1) , (2)