全体集合 $U = \{x | x は10以下の自然数\}$、部分集合 $A = \{x | x \in U, x \leq 4\}$、 $B = \{x | x \in U, x は偶数\}$ が与えられたとき、以下の集合を要素を書き並べて表す。 (1) $\overline{A}$ (2) $\overline{B}$ (3) $A \cap B$ (4) $A \cup B$ (5) $\overline{A} \cap B$ (6) $A \cup \overline{B}$ (7) $\overline{A} \cap \overline{B}$ (8) $\overline{A \cap B}$
2025/6/8
## 追加問題1
1. 問題の内容
全体集合 、部分集合 、 が与えられたとき、以下の集合を要素を書き並べて表す。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
2. 解き方の手順
まず、与えられた集合 を要素を書き並べて表す。
(1) は の中で に含まれない要素の集合。
(2) は の中で に含まれない要素の集合。
(3) は と の両方に含まれる要素の集合。
(4) は または に含まれる要素の集合。
(5) は と の両方に含まれる要素の集合。
(6) は または に含まれる要素の集合。
(7) は と の両方に含まれる要素の集合。
(8) は に含まれない要素の集合。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
(8)
## 追加問題2
1. 問題の内容
と等しいものを以下の選択肢から選ぶ。
(1)
(2)
(3)
(4)
2. 解き方の手順
分配法則を用いる。
とはならない。
選択肢(2)は元の式と同じなので、正しいとは言えない。
選択肢(3)について
とはならない。
与えられた式をド・モルガンの法則と分配法則を使って変形してみる。
左辺をベン図で考えてみる。をそれぞれ円で表すと、はの外側での内側の領域、はの外側での外側の領域となる。その和集合なので、の外側の領域のうち、の内側またはの外側の領域となる。
選択肢(3)のを変形すると
となり、これはとは一致しない。
選択肢(2)が正解である。
3. 最終的な答え
(2)
## 追加問題3
1. 問題の内容
全体集合 、部分集合 があり、、 のとき、集合 を求める。
2. 解き方の手順
まず、与えられた集合 を要素を書き並べて表す。
は に含まれ、かつ に含まれない要素の集合。つまり、 には が含まれ、 には が含まれない。
は または に含まれる要素の集合。
は を含むので、残りの の要素が に含まれるか に含まれるか、または両方に含まれるかを考える。
に含まれるが に含まれない要素は 。これらの要素は に含まれる可能性がある。
には のうち、どれかまたは全てが含まれる。
もし なら、 なので は問題ない。
もし なら、 となる。
についてに含まれるかに含まれるかを検討。に含まれる要素とを合わせるとになる。
もし、なら、となるが、となる。となるのでと矛盾する。
は、 が全てAに含まれるケースである。
, なので、となる。
だけでは、にならない。にが含まれてしまうため、にはが含まれないといけない。
の時、 なので、 . また、 なので、 は を含む必要がある。 は と の全ての要素を含むので、もし なら . したがって、 は に含まれる必要がある。
より、はを含む。 よりはのどれかを含む。よって、となる。