問題15は、$\theta = -2 + \frac{\pi}{4}i$ であるとき、$e^{\theta}$ を $a+bi$ の形で表すことを求めています。ここで、$i$は虚数単位です。

解析学複素数指数関数オイラーの公式
2025/6/8

1. 問題の内容

問題15は、θ=2+π4i\theta = -2 + \frac{\pi}{4}i であるとき、eθe^{\theta}a+bia+bi の形で表すことを求めています。ここで、iiは虚数単位です。

2. 解き方の手順

まず、eθe^{\theta} を指数法則を使って分解します。
eθ=e2+π4i=e2eπ4ie^{\theta} = e^{-2 + \frac{\pi}{4}i} = e^{-2} \cdot e^{\frac{\pi}{4}i}
次に、オイラーの公式を使います。オイラーの公式は、eix=cosx+isinxe^{ix} = \cos x + i \sin x です。
この公式を使って、eπ4ie^{\frac{\pi}{4}i} を計算します。
eπ4i=cosπ4+isinπ4e^{\frac{\pi}{4}i} = \cos \frac{\pi}{4} + i \sin \frac{\pi}{4}
cosπ4=22\cos \frac{\pi}{4} = \frac{\sqrt{2}}{2}
sinπ4=22\sin \frac{\pi}{4} = \frac{\sqrt{2}}{2}
したがって、eπ4i=22+i22e^{\frac{\pi}{4}i} = \frac{\sqrt{2}}{2} + i \frac{\sqrt{2}}{2}
最後に、eθe^{\theta} の式に代入します。
eθ=e2eπ4i=e2(22+i22)e^{\theta} = e^{-2} \cdot e^{\frac{\pi}{4}i} = e^{-2} \left(\frac{\sqrt{2}}{2} + i \frac{\sqrt{2}}{2}\right)
e2e^{-2} を分配します。
eθ=22e2+i22e2e^{\theta} = \frac{\sqrt{2}}{2e^2} + i \frac{\sqrt{2}}{2e^2}

3. 最終的な答え

eθ=22e2+22e2ie^{\theta} = \frac{\sqrt{2}}{2e^2} + \frac{\sqrt{2}}{2e^2}i

「解析学」の関連問題

正数 $\epsilon$ が与えられたとき、以下の2つの条件を満たすような正数 $\delta$ をそれぞれ $\epsilon$ の式で表す問題です。 (1) $0 < |x - 3| < \de...

イプシロン-デルタ論法極限不等式
2025/6/8

次の極限を求めます。 $$\lim_{x \to \frac{\pi}{2}} \frac{\frac{1}{x - \frac{\pi}{2}}}{\tan x}$$

極限三角関数置換積分
2025/6/8

問題2は、与えられた関数の指定された点における左極限と右極限を求める問題です。問題3は、与えられた極限を求める問題です。

極限関数の極限片側極限絶対値対数関数tan関数
2025/6/8

次の極限を求める問題です。 (a) $\lim_{x \to \infty} 5^x$ (b) $\lim_{x \to \infty} (\frac{3}{4})^x$ (c) $\lim_{x \...

極限指数関数対数関数
2025/6/8

極限 $\lim_{x \to 1} \frac{x^n - 1}{x - 1}$ を求める。

極限ロピタルの定理二項定理有理化ガウス記号
2025/6/8

与えられた関数 $f(x)$ のマクローリン展開($x=0$ のまわりのテイラー展開)の、0でない最初の3項を求める問題です。関数は以下の3つです。 (a) $f(x) = e^{2x}$ (b) $...

テイラー展開マクローリン展開微分三角関数指数関数
2025/6/8

与えられた4つの関数に対して、3次導関数を求める問題です。具体的には、 (a) $y = x^4 - 2x^3 + 3x^2 - 5$ (b) $y = \sin 3x$ (c) $y = e^{2x...

微分導関数3次導関数指数関数三角関数対数関数多項式
2025/6/8

区間 $[0, 2\pi]$ で定義された二つの関数 $f(t) = \sin t$ と $g(t) = \cos t$ がある。自己相関関数 $R_{ff}(\tau)$ および $R_{gg}(\...

自己相関関数積分三角関数フーリエ解析
2025/6/8

$0 \leq \theta < 2\pi$ のとき、以下の三角関数の方程式と不等式を解きます。 (1) $\sin(\theta - \frac{\pi}{3}) = -\frac{1}{2}$ (...

三角関数三角方程式三角不等式角度
2025/6/8

曲線 $y = \sqrt{x-1}$、直線 $y = 0$、および直線 $y = 1$ で囲まれた領域を $y$ 軸の周りに回転させて得られる立体の体積を求める問題です。

積分体積回転体円盤法
2025/6/8