問題は、与えられたデータに関する統計的な分析です。具体的には、以下の2つの問いに答えます。 * (1) 変量$x$のデータにおける四分位範囲と、外れ値の存在に関する記述の選択 * (2) 表1のAの値を求める
2025/6/8
1. 問題の内容
問題は、与えられたデータに関する統計的な分析です。具体的には、以下の2つの問いに答えます。
* (1) 変量のデータにおける四分位範囲と、外れ値の存在に関する記述の選択
* (2) 表1のAの値を求める
2. 解き方の手順
(1) 変量のデータの四分位範囲と外れ値について
まず、表1のの値のデータは、 です。データの数は20個です。
* 第1四分位数():データを小さい順に並べたとき、下位から25%に位置する値。今回は、 より、5番目の値と6番目の値の中間であるため、
* 第3四分位数():データを小さい順に並べたとき、下位から75%に位置する値。今回は、 より、15番目の値と16番目の値の中間であるため、
* 四分位範囲(IQR):
外れ値の判定基準:
*
*
したがって、より小さい値、またはより大きい値が外れ値です。
データにはが含まれるため、中央値より大きい外れ値が存在します。より小さい値は存在しないため、中央値より小さい外れ値は存在しません。
(2) 表1のAの値を求める
表1には、 という情報が与えられています。表の各行のの値を合計すると1750になるということです。
表のA以外のの値を全て合計すると、 となります。
したがって、
3. 最終的な答え
(1) 変量のデータにおいて、四分位範囲はであり、選択肢は② 中央値より大きい外れ値は存在するが、中央値より小さい外れ値は存在しない
(2) 表1のAの値は