表1に示されたデータに基づいて、以下の問題を解く。 (1) 変量 $x$ のデータにおいて四分位範囲を求め、選択肢の中から適切なものを選択する。 (2) 表1のAの値を求める。

確率論・統計学四分位範囲データの分析相関
2025/6/8

1. 問題の内容

表1に示されたデータに基づいて、以下の問題を解く。
(1) 変量 xx のデータにおいて四分位範囲を求め、選択肢の中から適切なものを選択する。
(2) 表1のAの値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 四分位範囲を求める。四分位範囲は (第3四分位数) - (第1四分位数) で計算される。表1から、xx の値は小さい順に並んでいるため、第1四分位数と第3四分位数を特定する。データ数は20個なので、第1四分位数は5番目の値と6番目の値の中間、Q1=5+102=7.5Q_1 = \frac{5+10}{2} = 7.5、第3四分位数は15番目の値と16番目の値の中間、Q3=28+262=27Q_3 = \frac{28+26}{2} = 27。よって、四分位範囲は、277.5=19.527 - 7.5 = 19.5
表から中央値は10番目と11番目の値の中間であるため、中央値は18+202=19\frac{18+20}{2} = 19となり、Q1<Q_1 < 中央値 <Q3< Q_3である。
したがって、Q1=7.5<19Q_1 = 7.5 < 19であるから、中央値より小さい外れ値が存在する可能性があり、Q3=27>19Q_3 = 27 > 19であるから、中央値より大きい外れ値が存在する可能性がある。
(2) 表1には (xxˉ)(yyˉ)(x-\bar{x})(y-\bar{y}) の合計が1750と記載されている。表の全ての値の合計が1750なので、番号1以外の(xxˉ)(yyˉ)(x-\bar{x})(y-\bar{y})の合計を計算し、その値を1750から引けば、番号1のAの値が求められる。番号1以外の(xxˉ)(yyˉ)(x-\bar{x})(y-\bar{y})の合計は 300+84+88+80+6+(15)+9+(6)+28+(7)+(14)+8+64+6+288+162+76+336=1664300 + 84 + 88 + 80 + 6 + (-15) + 9 + (-6) + 28 + (-7) + (-14) + 8 + 64 + 6 + 288 + 162 + 76 + 336 = 1664 である。
したがって、Aの値は 17501664=861750 - 1664 = 86 となる。

3. 最終的な答え

(1) トの解答群: 0
(2) 表1のAの値は 86

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