全体集合$U$を10以下の自然数の集合とし、部分集合$A = \{2, 4, 6, 8, 10\}$、$B = \{1, 3, 5, 6, 8\}$とする。このとき、$\overline{A \cup B}$と$\overline{A} \cap \overline{B}$を求め、要素を書き並べて表す。

離散数学集合集合演算補集合和集合共通部分
2025/6/8

1. 問題の内容

全体集合UUを10以下の自然数の集合とし、部分集合A={2,4,6,8,10}A = \{2, 4, 6, 8, 10\}B={1,3,5,6,8}B = \{1, 3, 5, 6, 8\}とする。このとき、AB\overline{A \cup B}AB\overline{A} \cap \overline{B}を求め、要素を書き並べて表す。

2. 解き方の手順

まず、全体集合UUを求めます。
U={1,2,3,4,5,6,7,8,9,10}U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10\}
次に、ABA \cup Bを求めます。これはAABBの要素をすべて合わせた集合です。
AB={1,2,3,4,5,6,8,10}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 8, 10\}
次に、AB\overline{A \cup B}を求めます。これはUUの中でABA \cup Bに含まれない要素の集合です。
AB={7,9}\overline{A \cup B} = \{7, 9\}
次に、A\overline{A}を求めます。これはUUの中でAAに含まれない要素の集合です。
A={1,3,5,7,9}\overline{A} = \{1, 3, 5, 7, 9\}
次に、B\overline{B}を求めます。これはUUの中でBBに含まれない要素の集合です。
B={2,4,7,9,10}\overline{B} = \{2, 4, 7, 9, 10\}
次に、AB\overline{A} \cap \overline{B}を求めます。これはA\overline{A}B\overline{B}の両方に含まれる要素の集合です。
AB={7,9}\overline{A} \cap \overline{B} = \{7, 9\}

3. 最終的な答え

AB={7,9}\overline{A \cup B} = \{7, 9\}
AB={7,9}\overline{A} \cap \overline{B} = \{7, 9\}

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