問題3: (5) 12人の生徒を4人ずつA, B, Cの3組に組分けする方法の総数を求める。 (6) 10人の生徒を4人、3人、3人の3組に組分けする方法の総数を求める。 (7) 7人の生徒を2組に組分けする方法の総数を求める。 問題4: (8) "beehive"の7文字を一列に並べる場合の総数を求める。 (9) "beehive"の7文字を一列に並べる際、3つの'e'が隣り合わないような並べ方の総数を求める。

離散数学組み合わせ順列場合の数重複順列
2025/6/8
はい、承知いたしました。OCRの結果に基づき、問題3の(5), (6), (7)と問題4の(8), (9)を解きます。

1. 問題の内容

問題3:
(5) 12人の生徒を4人ずつA, B, Cの3組に組分けする方法の総数を求める。
(6) 10人の生徒を4人、3人、3人の3組に組分けする方法の総数を求める。
(7) 7人の生徒を2組に組分けする方法の総数を求める。
問題4:
(8) "beehive"の7文字を一列に並べる場合の総数を求める。
(9) "beehive"の7文字を一列に並べる際、3つの'e'が隣り合わないような並べ方の総数を求める。

2. 解き方の手順

問題3:
(5) 12人の生徒を4人ずつA, B, Cの3組に組分けする。
まず12人からA組の4人を選ぶ組み合わせは 12C4{}_{12}C_4 通り。
次に残りの8人からB組の4人を選ぶ組み合わせは 8C4{}_{8}C_4 通り。
最後に残った4人がC組になる。
ただし、A, B, Cの区別があるので、
12C4×8C4=12!4!8!×8!4!4!=12!4!4!4!{}_{12}C_4 \times {}_{8}C_4 = \frac{12!}{4!8!} \times \frac{8!}{4!4!} = \frac{12!}{4!4!4!}
計算すると、
12×11×10×9×8×7×6×5(4×3×2×1)×(4×3×2×1)=495×70=34650\frac{12 \times 11 \times 10 \times 9 \times 8 \times 7 \times 6 \times 5}{(4 \times 3 \times 2 \times 1) \times (4 \times 3 \times 2 \times 1)} = 495 \times 70 = 34650
(6) 10人の生徒を4人、3人、3人の3組に組分けする。
まず10人から4人を選ぶ組み合わせは 10C4{}_{10}C_4 通り。
次に残りの6人から3人を選ぶ組み合わせは 6C3{}_{6}C_3 通り。
最後に残った3人が3組目になる。
ただし、3人の組が2つあるため、2!で割る必要がある。
10C4×6C3÷2!=10!4!6!×6!3!3!×12=10!4!3!3!2!{}_{10}C_4 \times {}_{6}C_3 \div 2! = \frac{10!}{4!6!} \times \frac{6!}{3!3!} \times \frac{1}{2} = \frac{10!}{4!3!3!2!}
計算すると、
10×9×8×7×6×5(4×3×2×1)×(3×2×1)×2=210×20×12=2100\frac{10 \times 9 \times 8 \times 7 \times 6 \times 5}{(4 \times 3 \times 2 \times 1) \times (3 \times 2 \times 1) \times 2} = 210 \times 20 \times \frac{1}{2}=2100
(7) 7人の生徒を2組に組分けする。ただし、各組に最低1人は所属するものとする。
これは7人の中から1人以上6人以下のグループを選ぶことと同じなので、グループ分けの人数を考慮すると、
7C1+7C2+7C3+7C4+7C5+7C6=272=1282=126{}_{7}C_1 + {}_{7}C_2 + {}_{7}C_3 + {}_{7}C_4 + {}_{7}C_5 + {}_{7}C_6 = 2^7-2 = 128-2=126
しかし、2組に分けることに区別がないので、さらに2で割る必要がある。
したがって、1262=63\frac{126}{2} = 63 通り。
問題4:
(8) "beehive"の7文字を一列に並べる。eが3つあるので、同じものを含む順列となる。
したがって、7!3!=7×6×5×4×3×2×13×2×1=7×6×5×4=840\frac{7!}{3!} = \frac{7 \times 6 \times 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1}{3 \times 2 \times 1} = 7 \times 6 \times 5 \times 4 = 840 通り。
(9) 3つの'e'が隣り合わないような並べ方。
まず、e以外の4文字(b, h, i, v)を並べる。これは 4! = 24 通り。
例えば、_ b _ h _ i _ v _ のように並ぶ。
この5つの隙間に3つのeを入れる。これは 5C3{}_5C_3 通り。
5C3=5!3!2!=5×42×1=10{}_5C_3 = \frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10
よって、4! × 5C3{}_5C_3 = 24 × 10 = 240 通り。

3. 最終的な答え

問題3:
(5) 34650通り
(6) 2100通り
(7) 63通り
問題4:
(8) 840通り
(9) 240通り

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