4, 3, 7, 6という4つのデータに2つの値を追加した。追加後のデータの平均値は変わらなかったが、分散は4.5だけ増加した。追加された2つの値(小さい順にア、イ)を求める。

確率論・統計学平均分散統計データ分析
2025/6/8

1. 問題の内容

4, 3, 7, 6という4つのデータに2つの値を追加した。追加後のデータの平均値は変わらなかったが、分散は4.5だけ増加した。追加された2つの値(小さい順にア、イ)を求める。

2. 解き方の手順

まず、元のデータの平均を計算する。
平均=4+3+7+64=204=5平均 = \frac{4+3+7+6}{4} = \frac{20}{4} = 5
平均が変わらないので、追加した2つの値の合計は、元のデータの合計と同じだけ増加する必要がある。つまり、追加した2つの値の合計は 5×2=105 \times 2 = 10 である。
追加された2つの値をxx, yyx<yx<y)とすると、
x+y=10x+y = 10
分散は4.5増加したので、元のデータの分散を計算する。
元のデータの分散は、
分散=(45)2+(35)2+(75)2+(65)24=1+4+4+14=104=2.5分散 = \frac{(4-5)^2 + (3-5)^2 + (7-5)^2 + (6-5)^2}{4} = \frac{1+4+4+1}{4} = \frac{10}{4} = 2.5
追加後のデータの分散は、2.5+4.5=72.5 + 4.5 = 7となる。
追加後の分散は、
(45)2+(35)2+(75)2+(65)2+(x5)2+(y5)26=7\frac{(4-5)^2 + (3-5)^2 + (7-5)^2 + (6-5)^2 + (x-5)^2 + (y-5)^2}{6} = 7
(45)2+(35)2+(75)2+(65)2+(x5)2+(y5)2=42(4-5)^2 + (3-5)^2 + (7-5)^2 + (6-5)^2 + (x-5)^2 + (y-5)^2 = 42
1+4+4+1+(x5)2+(y5)2=421 + 4 + 4 + 1 + (x-5)^2 + (y-5)^2 = 42
(x5)2+(y5)2=4210=32(x-5)^2 + (y-5)^2 = 42 - 10 = 32
y=10xy = 10 - xを代入すると、
(x5)2+(10x5)2=32(x-5)^2 + (10-x-5)^2 = 32
(x5)2+(5x)2=32(x-5)^2 + (5-x)^2 = 32
2(x5)2=322(x-5)^2 = 32
(x5)2=16(x-5)^2 = 16
x5=±4x-5 = \pm 4
x=5±4x = 5 \pm 4
x=1,9x = 1, 9
x<yx < yなので、
x=1x = 1のとき、y=101=9y = 10-1 = 9
x=9x = 9のとき、y=109=1y = 10-9 = 1
したがって、x=1x=1, y=9y=9

3. 最終的な答え

ア: 1
イ: 9

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