6枚のカードがあり、片面は白色、もう片面は黒色である。白い面を表にして横一列に並べ、サイコロを投げて出た目の数のカードを裏返す、という試行を4回行う。黒色の面が表になっているカードの枚数をXとする。 (1) X=4となる確率を求める。 (2) X=0となる確率を求める。 (3) X=2となる確率を求め、X=2であったとき、2回目の試行の後で黒色の面が表であるカードがちょうど2枚である条件付き確率を求める。
2025/6/8
1. 問題の内容
6枚のカードがあり、片面は白色、もう片面は黒色である。白い面を表にして横一列に並べ、サイコロを投げて出た目の数のカードを裏返す、という試行を4回行う。黒色の面が表になっているカードの枚数をXとする。
(1) X=4となる確率を求める。
(2) X=0となる確率を求める。
(3) X=2となる確率を求め、X=2であったとき、2回目の試行の後で黒色の面が表であるカードがちょうど2枚である条件付き確率を求める。
2. 解き方の手順
(1) X=4となる確率
4回の試行で異なるカードを裏返せば良い。
4回のサイコロの目が全て異なれば良いので、
(2) X=0となる確率
4回の試行で同じカードを偶数回裏返せば良い。
4回とも同じ目が出る場合:6通り
2回同じ目が2回出る場合:で組み合わせが決まり、同じ目が出るカードの選び方は通りなので、
したがって
(3) X=2となる確率
4回の試行後、黒い面が2枚となる場合を考える。
(i) 2枚のカードをそれぞれ2回ずつ裏返す場合:
カードの選び方は通り、4回の目の出方は通り。
(ii) 1枚のカードを4回裏返す場合:カードの選び方は6通り。
(iii) 1枚のカードを3回裏返し、別の1枚のカードを1回裏返す場合:
カードの選び方は通り、4回の目の出方は通り。
(iv) 1枚のカードを2回裏返し、別の2枚のカードをそれぞれ1回裏返す場合:
カードの選び方は通り、4回の目の出方は通り。
(v) 異なる4枚のカードのうち、2枚のカードをそれぞれ1回ずつ裏返す場合、残りの2枚のカードの目は同じである場合:
カードの選び方は通り、
(vi) 2枚のカードをそれぞれ1回ずつ裏返す場合、残りの2回の試行で同じカードを裏返す:
カードの選び方は通り、サイコロの目の出方は1通り、
合計は
カードの選び方は6通りで目の出方が1通り
2回目の試行後、黒色の面が表であるカードがちょうど2枚である条件付き確率を求める。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)